お客様セグメントのコンポーネント

お客様セグメントは、1つ以上の絞り込みで構成されます。絞り込みは絞り込み名演算子をコンポーネントとして使用して作成されます。

1個の絞り込みを持つお客様セグメントのコンポーネント

お客様セグメントの絞り込みのコンポーネント。
コンポーネント コンポーネント名
1 絞り込み名
2 演算子
3 価格

お客様セグメントでは複数の絞り込みを使用できます。複数の絞り込みを使用する場合、各絞り込みの間にコネクターを使用します。複数の絞り込みを使用するお客様セグメントは次のように構築されます。

ANDコネクターで結合された2個の絞り込みを持つお客様セグメント

お客様セグメントを構築するときに使用する絞り込みについて詳しくはこちらをご覧ください。

絞り込み名

絞り込み名は、お客様セグメントに合致するお客様を選択するときに使用する条件です。たとえば、マーケティングメールに登録しているすべてのお客様を選択する場合、email_subscription_status絞り込み名を使用します。

関数

関数を使用して、オプションパラメーターを絞り込み機能に追加できます。追加パラメーターは、絞り込み名の後の括弧内に追加されます。

たとえば、マーケティングアクティビティIDを使用してパラメーターを追加して、特定のメールを開いたすべてのお客様を絞り込むことができます。shopify_email.opened(activity_id: 123) = true

サポートされている関数属性は次のとおりです。

演算子

演算子は、絞り込み名と値の関係を定義するために使用します。たとえば、5件以上注文を行ったお客様のセグメントを作成する場合、演算子>=を使用して、その値以上であることを示します。この場合、値5を追加し、>=5となります。

他の演算子の例を次に示します。

  • 2つの値の間: BETWEEN <value1> AND <value2>
  • 一致する: =
  • 一致しない: !=
  • 上回る: >
  • 下回る: <
  • 以下: <=
  • この正確な値を含む: CONTAINS
  • この正確な値を含まない: NOT CONTAINS

絞り込み名に使用できる演算子は、使用する絞り込み名によって異なります。各絞り込み名に使用できる演算子について詳しくはこちらをご覧ください。

IS NULLおよびIS NOT NULL演算子と値がペアになっている提案を使用

特定の絞り込み用の値データが存在しないお客様を絞り込む場合は、IS NULL演算子と値がペアになっている提案を使用します。特定の絞り込み用の値データが存在するお客様を絞り込む場合は、IS NOT NULL演算子と値がペアになっている提案を使用します。IS NOT NULLを使用する場合、値にデータが存在しており、対象となるのは、特定の値が設定されているお客様のみではなく、値が設定されているお客様すべてです。

お客様セグメントでIS NULLおよびIS NOT NULLの演算子と値のペアを使用する方法の例
IS NULL チェックアウト時にチェックアウト離脱したことのないお客様のお客様セグメントを作成するには、IS NULL演算子と値がペアになった提案を使用します。このお客様セグメントは、プロフィールの [チェックアウト離脱日付] フィールドに値が入力されていないお客様です。

エディタでは、このお客様セグメントは次のようになります。

abandoned_checkout_date IS NULL
IS NOT NULL 過去にチェックアウト時にチェックアウト離脱したことがあるお客様すべてのお客様セグメントを作成するには、IS NOT NULL演算子と値がペアになった提案を使用します。このお客様セグメントは、プロフィールの [チェックアウト離脱日付] フィールドに値が入力されているすべてのお客様です。

エディターでは、お客様セグメントは次のようになります。

abandoned_checkout_date IS NOT NULL

値は、お客様セグメントにお客様を含めるか、除外するために使用するお客様の特徴です。値は絞り込み名および演算子と組み合わせて使用します。たとえば、マーケティングメールに登録しているお客様を選択する場合、値'SUBSCRIBED'を使用します。マーケティングメールに登録していないお客様は、このお客様セグメントから除外されます。

コネクター

複数の絞り込みを使用する場合、ANDコネクターとORコネクターを使用して組み合わせます。コネクターは、お客様セグメントの対象範囲を必要に応じて広げたり、狭めたりするのに役立ちます。

  • ANDコネクターを使用すると、すべての条件を満たしたお客様が対象となるため、お客様セグメントの対象範囲は狭くなります。
  • ORコネクターを使用すると、いずれかの条件を満たしたお客様が対象となり、お客様はすべての条件を満たす必要はないため、お客様セグメントの対象範囲は広くなります。

ANDコネクターを使用する

5件以上の注文を行ったメール購読者のみを含むお客様セグメントを作成するには、ANDコネクターを使用して2つの絞り込みを組み合わせます。

考え方としては、この場合にお客様セグメントは次のようになります。

マーケティングメールに登録するお客様5件以上の注文を行ったお客様。

エディタでは、このお客様セグメントは次のようになります。

email_subscription_status = 'SUBSCRIBED' AND number_of_orders >= 5

お客様セグメントには、5件以上注文を行ったメール購読者のみが含まれます。このお客様セグメントには、次のお客様は含まれません。

  • マーケティングメールに登録していないお客様。
  • マーケティングメールに登録しているが、注文件数が5件未満のお客様。

ORコネクターを使用する

メール購読者または5件以上注文を行ったお客様を含んだお客様セグメントを作成するには、ORコネクターを使用して2つの絞り込みを組み合わせます。

考え方としては、このお客様セグメントは次のようになります。

マーケティングメールに登録しているお客様または5件以上注文を行ったお客様。

エディタでは、このお客様セグメントは次のようになります。

email_subscription_status = 'SUBSCRIBED' OR number_of_orders >= 5

お客様セグメントには、次のお客様が含まれます。

  • 5件以上注文を行ったかどうかにかかわらず、すべてのメール購読者。
  • マーケティングメールに登録しているかどうかにかかわらず、5件以上注文を行ったすべてのお客様。

ANDコネクターとORコネクターの両方を使用する

ANDコネクターとORコネクターを両方使用して複数の絞り込みを組み合わせることができます。ベストプラクティスは、括弧を使用して絞り込みをグループにすることです。

括弧を使用しない場合、ANDを使用して組み合わせられた絞り込みは、ORを使用して組み合わせられた絞り込みの前に適用されます。

括弧を使用したお客様セグメント

100米ドルを上回る金額を支払ったメール購読者または5件以上注文を行ったメール購読者にお客様セグメントを絞り込む場合、括弧を使用して次のお客様セグメントを構築します。

(amount_spent > 100 OR number_of_orders >= 5) AND email_subscription_status = 'SUBSCRIBED'

この場合、ORコネクターはANDコネクターの前に適用されます。その結果、お客様セグメントには次の両方のお客様が含まれます。

  • 100米ドルを上回る金額を支払ったメール購読者
  • 5件以上注文を行ったメール購読者

括弧を使用しないお客様セグメント

次のお客様セグメントでは、括弧を使用していません。

amount_spent > 100 OR number_of_orders >= 5 AND email_subscription_status = 'SUBSCRIBED'

この場合、ANDコネクターはORコネクターの前に適用されます。つまり、絞り込みは、以下の括弧が含まれているかのように解釈されます。

amount_spent > 100 OR (number_of_orders >= 5 AND email_subscription_status = 'SUBSCRIBED')

その結果、お客様セグメントには次のすべてが含まれます。

  • マーケティングメールに登録しているかどうかにかかわらず、100米ドルを上回る金額を支払ったお客様
  • 5件以上注文を行ったメール購読者

お客様セグメントの絞り込みコンポーネントの理解度をテストする

次の例を使用して、管理画面の [顧客管理] ページでお客様セグメントを構築します。

(amount_spent > 100 OR number_of_orders >= 5) AND email_subscription_status = 'SUBSCRIBED'

お客様セグメントを作成する方法について詳しくはこちらをご覧ください。

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