複数のロケーションへの変換: 設定ガイド

ストアの運営方法によっては、複数のロケーション全体の在庫を追跡するために、ストアの変換を行う必要が生じる場合もあります。

  • すでに複数のShopify POSロケーションを登録しているPOSマーチャントで、かつ複数のロケーション全体で在庫を管理する場合、複数のロケーションにある在庫を追跡するストアへの変換を行う必要があります。ストアを変換するには、本ページに説明されているステップに従います。

  • 現時点でShopifyにロケーションが1つしかない場合、またはロケーションが1つで外部のフルフィルメントサービスを利用している場合、コンバージョンのためのステップは不要です。本ページのステップは省略してください。必要があれば、ロケーションを追加して使用を開始できます。

    商品に外部のフルフィルメントサービスを利用する場合は、管理するロケーションに商品を保管することもできません。

ステップ1: ストアを変換する必要性を決定する

複数ロケーションの機能の使用を開始するかどうか、またその時期を選択できます。すぐに変換する必要はありません。

次の方法でストアを運営している場合は、変換を検討するとよいでしょう。

  • 在庫がある小売ロケーションや場所が複数ある。持つことができる最大ロケーション数はプランによって異なります。

    • ライト - 3
    • ベーシック - 4
    • スタンダード - 5
    • プレミアム - 8
    • Shopify Plus - 20 (20以上のロケーションが必要な場合は、Shopify Plusサポートにお問い合わせください)

    在庫を保有しているか、注文をフルフィルメントするアプリは、ロケーションとみなされますが、ロケーションの制限数にはカウントされません。

  • 配送料一定、またはすべてのロケーションで同一の配送料を提供している。

  • 1つまたは複数のロケーションからのオンライン注文を発送する。

  • 商品価格がすべてのロケーションで同一である。

  • 各商品のバリエーションは、1つの外部アプリまたはカスタムのフルフィルメントサービスによってのみ管理されます。

次の方法でストアを運営している場合は、まだ複数ロケーションへの変換をおすすめできません。

  • 大量の在庫ビンなど、複雑な倉庫業務がある。
  • 配送料が発送元のロケーションによって異なる。

ステップ2: ストア変換の影響を把握する

変換すると、管理画面の数か所が変更されるため、複数のロケーションの在庫を管理できます。一部の機能が動作する方法も変更されます。

ストアの変換により、以下のエリアに及ぼす影響を慎重に検討してください。

ロケーションの絞り込み

複数のロケーションを管理しやすいよう、管理画面では注文ページや在庫ページなど、ページやその他のセクションにロケーションの絞り込みが適宜表示されます。商品の詳細ページのバリエーションセクションにおける絞り込みは、次の例のようになります。

商品ページのロケーションメニュー

絞り込みでロケーションを選択すると、変更するまでページで選択が保持されます。ページで選択したロケーションはブラウザーのCookieに保存されるため、デバイスやブラウザー間では保持されません。

複数のロケーションを使用する場合の配送料

複数のロケーションを使用するようにストアを変換した後、配送料は、各注文のフルフィルメントロケーションではなく、ストアの配送元ロケーションの住所に基づいて計算されます。すべてのロケーションが同じ配送エリアとなります。

すべての注文に送料無料または配送料一定サービスを提供する場合、制限はありません。ただし、配送料がロケーションによって大きく異なる場合、ストアを変換して在庫を複数ロケーションで追跡しないほうがよいでしょう。

ストアを変換した後、配送元として設定したロケーションを変更できます。

フルフィルメント

フルフィルメントは次のように変更されます。

  • いずれかのオンライン販売チャネルで発注がある場合、優先順位リストと提供可能な在庫に基づいて、フルフィルメントのロケーションが割り当てられます。フルフィルメントの優先順位リストを使用して、最初に注文が割り当てられるロケーションを決定します。任意のロケーションで注文全体をフルフィルメントできる場合、そのロケーションから在庫を引き出します。任意のロケーションで注文全体をフルフィルメントできない場合、分割注文が作成され、複数のロケーションに割り当てられます。注文詳細ページで、フルフィルメントのロケーションを注文ごとに切り替えることができます。
  • Shopify POS注文では、売上があったロケーションの提供可能な在庫を使用します。
  • ロケーションでオンライン注文をフルフィルメントするかどうかを指定できます。

下書き注文に関しては、注文作成のプロセスは変わりません。下書き注文に追加されるアイテムは、優先順位と利用可能な在庫に基づいて、フルフィルメントロケーションに割り当てられます。

3つのロケーションを優先度順に並べると、次の例のようになります。

フルフィルメント優先順位の例

フルフィルメントの優先順位を設定する手順については、「注文フルフィルメントのロケーション優先順位を設定する」を参照してください。

フルフィルメントの例

ストアに3つのロケーションがあるとしましょう。現在、1つの商品に対し、次のように合計100個の在庫があります。

  • ニューヨークのフラッグシップ - 18
  • ニューヨークのポップアップ - 20
  • ニューヨークの倉庫 - 62

希望に応じてフルフィルメントのロケーションの優先順位を設定できます。

  1. ニューヨークのフラッグシップ
  2. ニューヨークの倉庫
  3. ニューヨークのポップアップ

顧客から20個の注文がありました。

フルフィルメントの優先順位に基づいて、ニューヨークのフラッグシップのロケーションでの注文フルフィルメントが試みられます。

ニューヨークのフラッグシップには18個の在庫しかないので、リスト内の次のロケーションであるニューヨークの倉庫に注文全体を割り当てる試みが行われます。注文全体をこのロケーションでフルフィルメントできるため、注文はニューヨークの倉庫に割り当てられます。

フルフィルメントのより詳細な例については「例 - オンライン注文のフルフィルメント」を参照してください。

在庫数量

ストアを変換すると、既存の在庫数量はすべて出荷元のロケーション (配送料の計算に使用される住所) に割り当てられます。ストアを変換した後、配送元として設定したロケーションを変更できます。

コンバージョンの手順の一環として、すべてのロケーションの在庫数量を更新する必要があります。在庫ページで数量の更新を行うには、一括編集を使用するか、CSVファイルのエクスポートまたはインポートを使用できます。

在庫数量を更新する例

ストアに3つのロケーションがあるとしましょう。現在、1つの商品につき、合計20個が単一の在庫数量として表示されています。

オタワ、モントリオール、トロント: 20個

複数のロケーションに変換した後、在庫数量を更新して、各ロケーションで特定の数量の在庫を表示する必要があります。

  • オタワ: 10個
  • モントリオール: 6個
  • トロント: 4個

複数のロケーションに変換した後は、単一の在庫数量に戻すことはできません。

複数のロケーションで追跡される在庫の例

この例では、コンバージョン後に商品が3か所のロケーションに在庫されており、各ロケーションの在庫数量が詳細ページに表示されます。

3つのロケーションと在庫数量の例

ロケーションとアプリ

在庫を保持しているアプリをロケーションとして扱う

物理的に在庫を保管しているアプリを使用している場合、ロケーションとして扱えます。ドロップシッピングアプリ、外部ロジスティックサービス、カスタムのフルフィルメントサービスなどが、そのようなアプリに含まれます。たとえば、あなたに代わって注文のフルフィルメントを行う倉庫になることができます。

このようなアプリはロケーションとして扱われるものの、ロケーションの制限には含まれません。

Shopifyアプリストアの一部のアプリが、複数のロケーションに対応していない場合がある

在庫の管理、注文の返金、注文の処理に役立つアプリを使用している場合、複数のロケーションで在庫や注文を正確に管理できるようになるために、アプリ開発者のアップデートを必要とする可能性があります。

複数のロケーションに対応するためのアップデートをしていないアプリをストアで使用する場合、アプリが開発者によってアップデートされる、あるいはアプリがストアから削除されるまで、ロケーションの在庫追跡を有効にする、またはロケーションを追加することはできません。

同様に、ストアに複数のロケーションがある場合、複数のロケーションに対応していないアプリをインストールすることはできません。

Shopifyにロケーションが1つの場合、またはアプリ開発者が複数のロケーションに対応できるようにアプリを更新した場合のみ、ストアから削除したアプリを再度追加できます。アプリを削除する場合、アプリに保存した情報が削除されるため、設定をやり直す必要があります。

プライベートアプリはロケーションで動作させるために、アップデートが必要となる場合がある

ストアのために開発されたプライベートアプリを使用している場合、複数のロケーションで使用するためにアプリをアップデートする必要があります。どのアプリのアップデートが必要かを知らせる通知が、ロケーションページで表示されます。ただし、アプリのアップデートが必要かどうか、アプリ開発者に確認することをおすすめします。

開発者は、ロケーションに対応するアプリの移行に関する詳細な情報を、「複数のロケーションに対応するように移行する」で参照できます。

ステップ3: 複数のロケーションに変換する

変換を行う場合、以下の手順に順番に従ってください。可能であれば、小売店の閉店時あるいはオンライン販売が少ない時に、ストアの変更と在庫数量の更新を行ってください。

ステップ3a: 在庫数を確認する

Shopifyにおける在庫数量が正しいことを確認するために、各ロケーションの在庫を実際に数えて、そのデータを記録する必要があります。

ステップ3b: ロケーションを有効にする

  1. アカウントオーナーとしてストアにログインします。
  2. [設定] > [ロケーション] に移動します。
  3. [ロケーションで在庫を有効にする] をクリックします。
  4. チェックボックスをクリックして、既存のすべての在庫が配送元に割り当てられていることを確認します。
  5. [ロケーションで在庫を有効にする] をクリックします。

ステップ3c - ロケーションを作成または無効化する

ステップ3d - 在庫数量を更新する

複数のロケーションを有効にしたら、在庫数量を更新する必要があります。

ロケーションと商品の数が少ない場合

ロケーションと商品の数が少ない場合、在庫ページで個別に数量を更新できます。

  1. [商品管理] > [在庫管理] に移動します。
  2. 各ロケーションの在庫を更新するには、以下の手順を実行します。

    1. ロケーションを選択します。
    2. 各商品の在庫数量を更新します。商品の在庫がリストに表示されない場合、その商品の在庫が追跡されていないか、そのロケーションに当該商品が在庫されていない状態になっています。

    詳細については、「ロケーションへの在庫の割り当て」を参照してください。

ロケーションと商品の数が多い場合

ロケーションと商品の数が多い場合、在庫をCSVファイルでエクスポートまたはインポートするか、一括編集を使用して在庫数量を更新します。

詳細については、「CSVファイルでの在庫のエクスポートまたはインポート」または「一括編集を使用した在庫量の変更」を参照してください。

ステップ3e - フルフィルメント優先度を設定する

優先度の高いロケーションから注文をフルフィルメントするには、「注文のフルフィルメントに関するロケーションの優先度を設定する」を参照してください。

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