Marketsで使用するカタログを作成する

カタログは、特定のMarketsに販売するために選択できる商品のセットです。カタログを使用すると、カスタマイズされた購入体験を提供できます。

カタログを作成し、特定のMarketsに割り当てることができます。複数のカタログをMarketsに割り当てる際の、複数の考慮事項があります。

マーケットで使用する新しいカタログを作成する

Marketsで使用するカタログを作成できます。

カタログ内の商品の価格を手動で設定すると、この価格が全体的な価格調整設定よりも優先されます。たとえば、商品を5.00米ドルで販売するとします。カタログの全体的な価格調整を10%引き下げに設定し、商品の価格を4.50米ドルに引き下げます。次に、[商品] セクションで、その商品の価格を2.00米ドルに設定します。手動で価格を入力した商品の価格は全体的な価格調整の影響を受けないため、お客様に表示および請求される価格は2.00米ドルです。

手順

Shopify管理画面から、マーケット > カタログに移動します。
[カタログを作成] をクリックします。
**「名前」**セクションに、新しい商品カタログの名前を入力します。
[名前]フィールドの横で、新しいカタログの公開ステータスを選択する。選択するアクティブを選択すると、作成後すぐにカタログの使用を開始できます**。下書きを選択すると、オンライン**ストアでカタログを使用する前にカタログをプレビューできます。
オプション: カタログを使用したい特典がすでに作成されている場合は、 **「Marketsを追加」**をクリックし、新しいカタログを使用するMarketsを選択するをクリックします。このフィールドを空白のままにして、カタログの設定を続行し、後でMarketsを割り当てることもできます。
価格設定セクションで、価格設定を設定します。
- [設定価格の通貨] フィールドで、カタログに使用する通貨を選択します。お客様はカタログ通貨に関係なく、各自のマーケットの通貨で閲覧および支払いを行います。
- オプション: カタログ内のすべての商品の価格を調整するには、「**全体の価格調整」フィールドで「増加」または「減少」**を選択し、新しいカタログの価格を調整するパーセンテージを入力します。
商品セクションで、カタログで提供する商品を選択する:
1. デフォルトでは、ストアで入手可能なすべての商品がカタログに含まれます。特定の商品を除外するには、商品名の横にあるチェックボックスを切り替えて、 **[カタログから除外]**をクリックします。特定の商品を検索したり、結果をフィルタリングしたりするには、検索とフィルターのIconをクリックします。
2. オプション: **「価格」**列で、商品の具体的な価格を設定します。

カタログをマーケットに割り当てる

マーケットの作成中、または作成後にいつでも、商品カタログをマーケットに割り当てることができます。

手順

管理画面から Marketsに移動します。
カスタマイズしたいマーケットをクリックします。
カタログ設定の横にある + アイコンをクリックします。
Marketsに追加するカタログを選択する。
[完了] をクリックします。
上部のバーで、保存をクリックします。

複数のカタログをMarketsに割り当てる場合の考慮事項

同じMarketsに複数のカタログを割り当てる場合、オンラインストアでお客様に表示される価格は次のルールによって決まります。

カタログに異なる商品が含まれる場合は、各カタログのすべての商品が表示されます。
同じMarketsに割り当てられたカタログに同じ商品が異なる価格で含まれている場合、オンラインストアにはその商品の最低価格が表示されます。

同じ国の複数のMarketsに複数のカタログを割り当てる場合、次のルールによって、お客様がオンラインストアで表示する価格が決まります。

カタログに異なる商品が含まれる場合は、各カタログのすべての商品が表示されます。
マーケットに割り当てられたカタログに同じ商品が異なる価格で表示されている場合、オンラインストアにはそのアイテムに最も適した価格が表示されます。

たとえば、北米カタログが割り当てられた北米Marketsと、カナダカタログが割り当てられたカナダMarketsがある場合、北米またはカナダのカタログに含まれる商品が含まれます。商品が両方のカタログに含まれている場合、カナダのカタログ価格はより具体的になります。

下書き注文とカタログ

マーケットごとの商品公開は、下書き注文、または注文を編集する場合には適用されません。

たとえば、イギリスのマーケットから商品を非公開にしたものの、例外としてその商品を販売したいお客様がイギリスにいる場合、そのお客様の下書き注文を作成することができます。

お客様に例外を適用する場合、注文の商品を編集することによって、国際販売ツールで設定された商品公開ルールを再定義できます。

オンラインストアの検索結果

Shopifyのオンラインストア検索機能でお客様が商品を見つけられるようにしている場合、お客様の検索結果には、各自のマーケットで公開されている商品のみが含まれます。ストアで外部サービスの検索アプリを使用している場合、ストアの検索がマーケットごとに絞り込まれているかをアプリ開発者に確認する必要があります。

リダイレクト動作

お客様がオンラインストアでお客様の国や地域では販売されていない商品を表示しようとすると、お客様はストアのホームページにリダイレクトされます。

たとえば、注文品のイギリスへの配送を希望しているお客様がストアを訪問するとします。そのストアの主要マーケットがアメリカの場合は、お客様がアメリカ国内のみで販売されている商品を閲覧した後に、ストアの国セレクターでイギリスに切り替えます。閲覧していた商品はイギリスでは販売されていないため、お客様はストアのホームページにリダイレクトされます。

カタログCSVファイルの使用

カタログを作成した後は、価格設定、公開、および数量ルールに関するデータを、CSVファイルとしてエクスポートできます。その後、CSV ファイルに変更を加えて、ファイルをインポートしてカタログを更新することができます。

サンプルCSVファイルをダウンロードする

カタログCSVファイルのサンプルをダウンロードして表示し、テンプレートとして使用できます。

サンプルファイルには、サンプルの商品とバリエーションが含まれます。サンプルファイルをテンプレートとして使用する場合は、すべてのサンプル商品を削除してください。

カタログCSVファイルの説明

この表には、カタログCSVファイルのフィールドが一覧表示されています。

[カタログタイトル] フィールドの入力は必須です。カタログの商品とバリエーションは、[SKU] 列の情報によって識別されます。商品にSKUが割り当てられていない場合、商品またはバリエーションには、[ハンドル]、[名前 (オプション1)]、[値 (オプション1)] などの識別情報が必要です。

カタログインポートにおいて [定価] フィールドは必須項目です。[定価] フィールドと [割引前価格] フィールドの両方が未記入の場合、その商品またはバリエーションの定価はカタログから削除されます。

<tr>
  <td scope="row" translate="no">Option1 Value</td>
  <td>商品にオプションがある場合、オプション値がこの列に表示されます。たとえば、<code>黒</code>。</td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Option2 Name</td>
  <td>商品に2番目のオプションがある場合、オプション名がこの列に表示されます。</td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Option2 Value</td>
  <td>商品に2番目のオプションがある場合、オプション値がこの列に表示されます。</td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Option3 Name</td>
  <td>商品に3番目のオプションがある場合、オプション名がこの列に表示されます。</td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Option3 Value</td>
  <td>商品に3番目のオプションがある場合、オプション値がこの列に表示されます。</td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Fixed Price</td>
  <td>
    <p>商品またはバリエーションの価格です。通貨記号は含めず、価格のみを含めます (例：<code>9.99</code>)。</p>
    <p><strong>[定価]</strong> フィールドおよび <strong>[割引前価格]</strong> フィールドの両方が未記入の場合、その商品またはバリエーションの定価はカタログから削除されます。</p>
  </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Compare At</td>
  <td>
    <p>商品またはバリエーションの<a href="/manual/products/details/product-pricing/sale-pricing">割引前価格</a>です。通貨記号は含めず、価格のみを含めます (例：<code>9.99</code>)。</p>
    <p><strong>[定価]</strong> フィールドおよび <strong>[割引前価格]</strong> フィールドの両方が未記入の場合、その商品またはバリエーションの定価はカタログから削除されます。</p>
  </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Published</td>
  <td>
  <p>カタログに商品を含めるには、<code>[公開済み]</code> 列に <b>[TRUE]</b> と入力します。カタログから商品を除くには、<code>[FALSE]</code> と入力します。</p>
  <p>商品のみを含めたり除いたりできます。特定の商品バリエーションを含めたり除いたりすることはできません。この選択において、商品バリエーションの最初の行のみを確認できます。</p>
  </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Quantity Increment</td>
  <td>
  <p>バリエーションが指定数量の倍数でのみ販売されている場合に、購入可能なアイテム数です。このフィールドに入力すると、お客様は数量インクリメントの倍数ではないアイテム数で購入できなくなります。</p>
  <p>数量ルールを設定するには、<code>[数量インクリメント]</code> と <strong>[最小注文数量]</strong> の両方を<strong>1</strong>以上の値に設定する必要があります。<strong>[最大注文数]</strong> フィールドはオプションなので、空白のままにすることができます。</p>
  <p> 同一行の <strong>[数量インクリメント]</strong>、<strong>[最小注文数]</strong>、<strong>[最大注文数]</strong> の値がすべて未記入の場合、その商品バリエーションの数量ルールは削除されます。</p> </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Minimum Order Quantity</td>
  <td>
  <p>お客様が注文で同時に購入できるバリエーションの最小アイテム数。</p>
   <p>数量ルールを設定するには、<code>[数量インクリメント]</code> と <strong>[最小注文数量]</strong> の両方を<strong>1</strong>以上の値に設定する必要があります。</p>
  </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Maximum Order Quantity</td>
  <td>
  <p>お客様が注文で同時に購入できるバリエーションの最大アイテム数。</p>
   <p><strong>[最大注文数]</strong> フィールドはオプションなので、空白のままにすることができます。</p>
   </td>
</tr>
<tr>
  <td scope="row" translate="no">Quantity Break 1-10</td>
  <td>
  <p>量による価格の数量の限界値。最大10個の数量の区切りを設定できます。これは、関連する各値引きと一致する必要があります。</p>
  <p>たとえば、お客様が<code>25</code>枚のシャツ (<b>数量の区切り1</b>の値) を注文した場合、お客様はシャツ1枚に対して<code>5.00</code>米ドルを支払います (<b>値引き1</b>の値)。お客様が<code>40</code>枚のシャツ (<b>数量の区切り2</b>の値) を注文した場合、お客様はシャツ1枚に対して<code>3.50</code>米ドルを支払います (<b>値引き2</b>の値)。
   </p>

CSVを使用して量による価格を追加するには、数量の区切りの値は1または最小注文数量以上の整数である必要があり、値引き値は [値引き] フィールドと同じ値に設定する必要があります。数量の区切りは任意なので、空白のままにすることができます。

カタログエクスポートCSVの項目の説明
列	説明
Catalog Title	カタログの名前です。
SKU	商品またはバリエーションのSKU。SKUは、在庫追跡サービスで在庫を追跡するために使用されます。更新する商品にSKUが割り当てられている場合、[ハンドル]、[名前 (オプション1)]、[値 (オプション1)] など、CSVの他の情報の代わりにSKUを使用できます。
Handle	ハンドル名は商品ごとに固有の名前です。文字、ダッシュ記号、数字を使用できますが、スペース、アクセント記号、その他の文字 (ピリオドを含む) は使用できません。ハンドル名は各商品のURLで使用されます。たとえば、「女性用スノーボード」のハンドル名は`womens-snowboard`で、商品のURLは`https://yourstore.myshopify.com/products/womens-snowboard`になります。
Option1 Name	商品にオプションがある場合、オプション名がこの列に表示されます。たとえば、`色`。
Price Break 1-10	量による価格で設定した各数量の区切りと一致する単位あたりの割引価格。たとえば、シャツを25枚以上購入したお客様のシャツ1枚あたりの値段が5.00米ドルとなるように設定したい場合は、数量の区切り1の値は`25`、値引き1の値は`5.00`となります。 [値引き] フィールドに価格を入力する場合、価格のみを含めます。通貨記号は含めません。たとえば、`9.99`とします。値引きは任意なので、空白のままにすることができます。

CSVファイルを使用してカタログをエクスポートおよびインポートする

カタログのエクスポートとインポートは、個別に行うことも、CSVファイルを使用して一括で行うこともできます。

カタログをエクスポートする

エクスポートが完了すると、CSVファイルがメールで送信されます。

エクスポートされたカタログには、定価の商品の価格のみが含まれます。割合調整のある商品の価格は含まれません。

CSVアップロードを使用してカタログ内の商品バリエーションを更新するには、以下の列のオプションのいずれかに新しい情報を入力します。

SKU列
Option1 NameやOption1 Valueなどのオプションや値の列

[公開済み] 列は個別のバリエーションに影響しません。

単一のカタログをエクスポートする

管理画面から単一のカタログをエクスポートします。

手順

Shopify管理画面から、マーケット > カタログに移動します。
既存のカタログをクリックして、価格調整が適用された商品のリストをエクスポートします。
[管理] をクリックして、[CSVをエクスポート] を選択します。
以下のいずれを選択して、エクスポートする商品を選択します。
- すべての商品
- 含められた商品のみ
- 定価の商品のみ
- 数量ルールのある商品のみ
CSVファイルのフォーマットを選択します。
[CSVをエクスポート] をクリックします。

複数のカタログを一括でエクスポートする

管理画面から複数のカタログを一括でエクスポートします。

手順

Shopify管理画面から、マーケット > カタログに移動します。
エクスポートするカタログを選択します。
以下のいずれかを選択して、エクスポートするカタログを選択します。
- 現在のページ
- 選択済みのカタログ
以下のいずれを選択して、エクスポートする商品を選択します。
- すべての商品
- 含められた商品のみ
- 定価の商品のみ
- 数量ルールのある商品のみ
CSVファイルの形式を選択します。
[CSVをエクスポート] をクリックします。

カタログをインポートする

カタログのサイズによっては、インポートが完了するのに時間がかかる場合があります。インポートが完了すると、通知が表示されます。 1つのカタログを更新したり、複数のカタログを一括で更新したりできます。

単一のカタログを更新する

CSVファイルをインポートして、既存のカタログを更新します。

手順

Shopify管理画面から、マーケット > カタログに移動します。
更新する既存のカタログをクリックします。
[価格を調整] をクリックし、[CSVをインポート] を選択します。
[ファイルを追加] をクリックするか、ファイルをダイアログにドラッグアンドドロップしてアップロードします。
[インポートをプレビュー] をクリックします。
プレビューを確認して、列とデータが正確であることを確かめ、[CSVをインポート] をクリックします。

複数のカタログを一括で更新する

CSVファイルをインポートして、複数のカタログを一括で更新します。

手順

Shopify管理画面から、マーケット > カタログに移動します。
[ファイルを追加] をクリックするか、ファイルをダイアログボックスにドラッグアンドドロップしてアップロードします。
[インポートをプレビュー] をクリックします。
プレビューを確認して、列とデータが正確であることを確かめ、[CSVをインポート] をクリックします。
任意：[閉じる] をクリックして、インポートの処理中に作業を続行できます。