Transporterアプリのトラブルシューティング
Transporterアプリでは、レコードを処理してオブジェクトとしてインポートする際にエラーが発生することがあります。
プラス: Transporterアプリは、Shopify PlusのマーチャントだけがShopify アプリストアで利用できます。
インポートプロセスの仕組み
アプリがデータをどのようにアップロードおよびインポートしているか、またこれらの処理中に起こりうる一般的なエラーについて、さらにはいくつかの一般的なエラーが発生する理由について理解しておくと、Transporterアプリのトラブルシューティングを行いやすくなるかもしれません。インポートのステータスは、管理画面で [アプリ] > [Transporter] にアクセスします。
Shopifyストアにオブジェクトをインポートするとき、Transporterアプリは以下のアクションを実行します。
Shopifyがホストしている、安全なステージングロケーションにファイルをアップロードします。Shopifyがアップロードされた情報を保護する方法については、Shopifyのプライバシーポリシーを参照してください。
構造的なエラー、またコンテンツのフォーマットエラーをチェックしてファイルを準備します。Transporterアプリでエラーが検出された場合、インポートは失敗し、ステータスは失敗となります。
オブジェクトをインポートします。インポート完了に要する時間は、処理されるオブジェクト数によって左右します (平均処理速度は40オブジェクト/秒)。インポートが完了すると、そのステータスは [完了] に変更されます。Transporterアプリがインポートできなかったレコードがある場合はエクスポートエラーのリンクが表に表示されます。
[インポートを停止する] をクリックすると、いつでもそれ以上のオブジェクトのインポートを停止できます。インポートを停止する前にインポートされたオブジェクトは、Shopifyストアに残ります。インポートを停止すると、ステータスは停止 に変更されます。
エラーをエクスポートおよび修正する
インポートに問題がある場合は、[エクスポートエラー] をクリックして、問題を修正する方法を確認できます。これらのエラーコードの詳細については、以下の一般的なエラーコード リストを参照してください。
エラーを修正するプロセスは、インポートのステータスが失敗か完了かによって多少異なります。
失敗
インポートのステータスが失敗の場合、ファイルの内容ではなく、CSVファイル自体に問題があることになります。エラーのテキストファイルを確認したら、元のアップロードファイルのエラーを修正してから、再度ファイルをアップロードしてください。
完了
完了したインポートにエラーがある場合は、CSVファイルの構造ではなく、個々のレコードにエラーがあることになります。この場合、Shopifyではエラーのないレコードのみが作成されます。エラーが発生したレコードは作成されない代わりに、エクスポートエラーのCSVファイルに追加されます。インポートが完了し、ステータスが完了になるまで、エクスポートエラーのCSVファイルは表示されません。インポートが完了すると、テーブルにエクスポートエラーのリンクが表示されます。
エラーCSVファイルの各行の最後の列では、レコードのエラーについて説明が記載されます。ファイルをダウンロードしてからこのファイルのエラーを修正し、アップロードしてください。このファイルをアップロードする前にエラー列を削除する必要はありません。
次の例では、3人のお客様がストアにすでに存在していたため、インポートされませんでした
First Name,Last Name,Email,Error(s)
Jane,Doe,jane.doe01520022060@example.com,...,Email has already been taken
Jane,Doe,jane.doe11520022060@example.com,...,Email has already been taken
Jane,Doe,jane.doe21520022060@example.com,...,Email has already been taken
Shopifyのお客様は固有のメールアドレスで識別されます。Shopifyでは、これらのお客様のメールアドレスがすでに記録されているため、これらのお客様をインポートできませんでした。
一般的なエラーコード
一般的なファイルエラーには以下が含まれます。
-
Shopify APIにバグがあり、保存できませんでした
このエラーは、いくつかの異なる理由で表示されることがあります。このエラーが発生する最も一般的な原因は、1つのレコードについて1つのメタフィールドが複数回表示されていることです。Transporterアプリでは、メタフィールドが重複するレコードをサポートしていません。重複したメタフィールドを削除しても問題が解決しない場合は、Shopifyサポートにお問い合わせください。
-
失敗回答コード = 400。回答メッセージ = Bad Request
データにエラーがあるため、TransporterアプリはShopifyでオブジェクトを作成できません。これは多くの場合、データのフォーマットに誤りがある場合に発生します。データが次の要件を満たしていることを確認してください。
- 通貨の値は、ISO 4217フォーマット (米ドルなど) で指定する必要があります。
- 国コード、都道府県/州コード、および郵便番号は有効なものでなければなりません
- 電話番号は、形式、国コード、および市外局番ともに有効でなければなりません。
- メールアドレスには有効なドメインが必要です。
-
支払い状況
は、許可された値のいずれかでなければなりません。 -
フルフィルメント状況
は、許可された値のいずれかでなければなりません。 - ブーリアン値は
true
またはfalse
として指定する必要があります。 - 少数点値を入力すると、整数を必要とする列 (商品CSVの
商品バリエーションの在庫数量
または注文CSVの項目数量
など) はインポートされません。たとえば、5.0
とせずに5
と入力します。スプレッドシートソフトウェア (Numbersなど) の中には、小数点または浮動小数点値を整数で表示するものがあります。テキストエディタで値を再確認してください。 - 数字以外の値 (文字など) を入力すると、整数を必要とする列 (注文CSVの
合計重量
や取引ロケーションID
など) はインポートされません。
-
値タイプはリストに含まれていません
メタフィールド列の値を確認します。メタフィールドをインポートするには、
メタフィールドネームスペース
、メタフィールドキー
、メタフィールド値
、メタフィールド値タイプ
の列すべてに値を含める必要があります。このエラーは、これらの列の1つ以上に空白または無効な値があるため頻繁に発生します。 -
Column-name
is invalidこのエラーはさまざまな理由で発生します。例えば、列が大文字と小文字を区別しているために、このエラーが発生する可能性があります。値のリストを受け付ける列では、列の記述形式に従って、大文字と小文字を区別する必要があります。例えば、注文CSVにおいて、
Financial Status
列の値は、大文字と小文字が区別されます。すなわち、paid
ではなくPaid
と入力した場合、Financial Status is invalid
エラーが発生することになります。他の列について、入力した値が適切な形式であるか確認してください。 -
無効な注文状況-発送済とキャンセル済が重複しています
Shopifyでは、発送済かつキャンセル済の注文を作成することはできません。このエラーは、以下の両方の条件が満たされている場合に発生します。
- 注文に
cancelled_at
のタイムスタンプが押されている。 - 注文の
fulfillment_status
が発送済または一部に設定されている。
注文に
cancelled_at
のタイムスタンプが押され、かつfulfillment_status
が発送済または一部に設定されている場合、financial_status
が返金済になっている場合に限り、正常に作成することができます。 - 注文に
ここに記載されていないエラーコードが発生した場合は、Shopifyサポートにお問い合わせください。