フランスのPayPalウォレット
Shopifyストアを作成し、フランスでのShopifyペイメントを設定すると、自動的にPayPalウォレットアカウントが付与されます。PayPalウォレットを使用すると、管理画面からPayPal取引を管理できます。
PayPalウォレットを使用するには、Shopify Checkoutを使用する必要があります。Shopify Plusプランに加入している場合、Checkout Extensibilityを使用する必要があります。
目次
PayPalウォレットの主な利点と機能
PayPalウォレットを使用することにより、主に以下のような機能が利用可能になります。
- PayPalが関連する設定と取引は (異議申し立てや返金を含 む)、管理画面内ですべて管理できます。
- 支払いはまとめられて、希望の銀行口座に振り込まれます。
- PayPalによるカードの取引とPayPalウォレットの取引は、1回の支払いで決済されます。
- PayPalウォレットは、新しいサブスクリプションと定期的な支払いに対応しています。
フランスにおけるPayPalウォレット
PayPalウォレットはShopifyペイメントに直接紐付けされ、Shopifyペイメント内の1つの決済方法として機能するため、取引の管理が簡単になります。
ビジネスの拠点がフランスにあり、Shopifyペイメントを使用している場合、PayPalウォレットの統合を通じてPayPalを提供することができます。Adyen、Braintree、Stripeなどのサードパーティゲートウェイを使用している場合、これらの統合に加えてPayPalエクスプレスチェックアウトの提供を継続できます。
PayPalの詳細については、フランスのマーチャントに適用されるPayPalサービスに関する法的契約を参照してください。
ShopifyペイメントでPayPalウォレットを使用する際の考慮事項
ShopifyペイメントでPayPalウォレットを使用する前に、以下の考慮事項を確認してください。
- Shopifyペイメントが有効になっている場合、PayPalエクスプレスは [決済] > [追加の決済方法] セクションでは利用できません。Shopifyペイメントが有効な場合、PayPalはShopifyペイメントウォレットを通じてのみ統合できます。
- PayPalウォレットを使用するには、Shopify Checkoutを使用する必要があります。Shopify Plusプランに加入している場合、Checkout Extensibilityが必要になります。
- PayPalウォレット取引に関して異議申し立てがなされた場合、全額返金のみが可能です。異議が申し立てられた取引については、一部返金を行えません。
- 異議申し立てに関する決定に異議を申し立てることはできません。
PayPalウォレットの取引に関する異議申し立てを管理する
お客様がPayPal問題解決センターで問題を報告すると、調査プロセスが開始されます。お客様と直接コミュニケーションを図りながら問題の解決 に取り組むために、20日間の猶予が与えられます。その間、PayPalが関与することはありません。また、ストアオーナーのアカウントから手数料や資金が引き落とされることはありません。異議申し立ての管理には、以下のいくつかの手順を実行できます。
- お客様とのすべてのコミュニケーションは、管理画面から行ってください。
- お客様のクレームが有効であると判断した場合、全額返金を行い、問い合わせを終了することができます。
- 購入に対してそれ以上のアクションを取る必要がないと判断した場合、お客様と話し合います。お客様の同意が得られた場合、問い合わせを終了することができます。あるいは、20日後に期限切れになります。
- お客様は、20日以内であればいつでも問い合わせをクレームにエスカレーションすることができ、チャージバックや問い合わせの手続きと同様に、解決プロセスをPayPalに移行することができます。
- ShopifyペイメントのPayPalウォレットで購入した注文は、PayPalの売り手保護の対象となります。お客様が保護された取引に異議を申し立てた場合、その取引の有効性を維持するには、チャージバックの回答に証拠として配送詳細を追加する必要があります。