Shopify POSで販売を追跡する

追跡セッションはストアで取引が発生する時間帯です。追跡を使用して定期的にキャッシュドロワーの収支を合わせ、スタッフに処理した金額の責任を持たせるようにします。

Shopify POSアプリからの決済フローの追跡

レジスター画面では、ストアの追跡セッションを作成して確認できます。毎日のキャッシュ取引、およびスタッフが加えた調整を監視できます。

追跡セッションを開始した後、クレジットカードなどの他の決済タイプを使用した販売を監視することもできます。

追跡セッションを有効にする

  1. Shopify POSから [☰] > [設定] > [決済タイプ] をタップします。
  2. [キャッシュ] をタップします。
  3. トグルボタンをタップして、[キャッシュを追跡する] を有効または無効にします。

新しい追跡セッションを開始する

Shopify POS追跡セッションは、次の2つの方法のいずれかで開始できます。

  • 追跡セッションで、キャッシュの開始金額を指定するには、手動で行います。
  • 追跡セッションで、キャッシュドロワーに開始金額としてShopifyの見込み金額を使用する場合は、自動で設定されます。

追跡セッションを手動で開始する

手動で新しい追跡セッションを開始すると、開始金額の値を入力できます。キャッシュの開始金額は、キャッシュレジスターに最初に入れられた金額であり、それを使用してスタッフはキャッシュ決済時にお釣りを支払うことができます。

手順:

  1. Shopify POSで、[≡] > [レジスター] をタップします。
  2. [追跡セッションを開始する] をタップします。追跡セッションを開始するダイアログが表示されます。
  3. 開始金額を入力します。
  4. オプション: メモを入力します。
  5. [確認] をタップします。手動で閉じるまで、追跡セッションは開いたままになります。

追跡セッションを自動で開始する

追跡セッションを終了して、次の注文を処理する前に別のセッションを開始しない場合、Shopifyは自動で新しい追跡セッションを開始します。

前回の追跡セッション終了時に計算されたキャッシュの残高が、開始金額として使用されます。ストアにとって初回の追跡セッションでは、開始金額は0に設定されています。

追跡セッションの詳細を表示する

開いている、あるいは閉じた決済の追跡セッションのどちらを表示しているかによって、情報がわずかに異なります。

以下の情報が常に表示されます。

  • 追跡セッションの日付
  • そのセッションの販売合計
  • セッションを開始したスタッフの名前
  • 開始金額
  • スタッフがドロワーのキャッシュ合計に行った調整 (たとえば、自身のお金のいくらかを使用して両替を行った場合など)。

追跡セッションを閉じると、以下の情報が表示されます。

  • セッションを終了したスタッフの名前
  • セッション終了時に計算されたキャッシュ (セッションを閉じたときに入力した場合)
  • セッションを終了した時点でのドロワー内の見込みキャッシュ額
  • キャッシュドロワーの最終収支計算 (通常、1日の売上を取り出す際に実施される) を行った後にキャッシュドロワーに残っている金額
  • タイプ別の決済の内訳

開いている追跡セッションを表示する

  1. Shopify POSで、[≡] > [レジスター] をタップします。
  2. [オープンセッションを表示する] をタップします。

閉じている追跡セッションの履歴を表示する

  1. Shopify POSで、[≡] > [レジスター] をタップします。
  2. [セッション履歴] をタップします。
  3. 表示する追跡セッションをタップします。
  4. 任意:[決済タイプを表示する] をタップして、セッションで使用されている決済タイプの内訳を表示します。
  5. オプション: [ページを印刷する] をタップして、決済タイプ情報を印刷します。

開始金額を調整する

開始金額の調整には、キャッシュの追加または取り出しが含まれます。たとえば、以下の場合に必要となる可能性があります。

  • スタッフがドロワー内のキャッシュを正確に両替できない
  • ドロワー内のキャッシュが扱える限度を超えています (一部の会社では盗難や計算間違い防止のために限界を設けています)
  • スタッフがドロワーからキャッシュを一時的に取り出す必要がある

手順:

  1. Shopify POSで、[≡] > [レジスター] をタップします。
  2. [オープンセッションを表示する] をタップします。
  3. 作成する取引のタイプに応じて [追加] または [取り出す] のいずれかをタップします。
  4. 追加または取り出された金額を入力します。
  5. 必要に応じてメモを入力します。
  6. [確認] をタップします。

レジスターの調整は、セッションの詳細ページのキャッシュアクティビティセクションに表示されます。

管理画面から決済追跡の詳細を表示する

管理画面でキャッシュフローの追跡セッションのレポートを表示できます。また、キャッシュフローの追跡セッションのリストをロケーションと日付範囲で絞り込むこともできます。スタッフメンバーがキャッシュフローの追跡情報を表示するには、POSの [決済追跡セッションの履歴を表示する] 権限と [POSチャンネルでの決済追跡セッションを表示する] 権限を有効にしておく必要があります。

表示可能な決済追跡の詳細について、詳しくは以下の表を確認してください。

決済追跡の詳細
詳細 説明
差違サマリー 選択したロケーションで時間範囲内に発生したセッション全体の想定金額と実際に計算された金額の概要です。想定金額と計算された金額が異なる場合、差異が発生していることになります。
  • [開始時の差違] には、最後のセッションの終了時に報告された金額と、そのセッションの開始時に計算された金額が表示されます。
  • [終了時の差違] には、開始時に計算された金額とセッション中に受領したキャッシュ決済の金額を合計して求められる、キャッシュドロワーの想定金額が表示されます。さらに、その想定金額とセッションの終了時に計算された金額が比較されます。
キャッシュアクティビティ 選択したロケーションで時間範囲内に発生したセッション全体のキャッシュ決済に関する概要です。
  • [総支払い] 額には、処理されたキャッシュ決済の合計金額が表示されます。
  • [返金] 額には、処理された返金の合計額が表示されます。総支払い額から返金額を差し引くと、純支払い額を取得できます。[総支払い] 額から返金額を差し引くと、純支払い額を取得できます。
  • セッションリスト 選択したロケーションで時間範囲内に発生したセッションが表示されます。各行が1つのセッションを表しており、そこにセッションの開始時間と終了時間、レジスターID、[オープン] または [クローズ済み] のステータス、セッションに関連する合計差異が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、セッションの開始時間、セッションの終了時間、または合計差異別にセッションリストを並び替えることができます。

    手順:

    1. 管理画面から、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順にクリックします。

    2. [アプリと販売チャネル] ページで、[Point of Sale] をクリックします。

    3. [販売チャネルを開く] をクリックします。

    4. [ロケーション] をクリックし、セッションの詳細を表示するロケーションをクリックします。

    5. [キャッシュフローの追跡] セクションで、[キャッシュフローの追跡セッションを表示する] をクリックします。

    6. 任意:日付範囲を選択して、表示される情報を絞り込みます。

    決済追跡セッションを閉じる

    決済追跡セッションは、Shopify POSから直接閉じることも、管理画面からリモートで閉じることもできます。

    キャッシュドロワーの収支計算を正確に行うため、追跡セッションを定期的に (たとえば、毎日の終わりに、またはスタッフメンバーのシフトの終了時に) 終了することを検討してください。追跡セッションを終了すると、以下の情報がセッション履歴に追加されます。

    • 決済セッションの終了時に計算されたキャッシュ
    • ドロワー内のキャッシュ見込み額。セッション中に発生したすべてのキャッシュ取引に基づいて計算され、最初の開始金額およびオープンシフト中になされた調整を計算に入れます
    • キャッシュドロワーの最終収支計算 (通常、1日の売上を取り出す際に実施される) を行った後に小口に残っているキャッシュ
    • タイプ別の決済の内訳

    キャッシュドロワーのキャッシュ額と見込み残高は同じでなければなりません。

    Shopify POSから決済追跡セッションを閉じる

    決済追跡セッションは、Shopify POSデバイスから直接閉じることができます。

    手順:

    1. Shopify POSで、[≡] > [レジスター] をタップします。
    2. [オープンセッションを表示する] をタップします。
    3. [追跡セッションを終了する] をタップします。
    4. キャッシュドロワー内のキャッシュの金額を入力し、[次へ] をタップします。
    5. [キャッシュのサマリー] ページで合計を確認し、[次へ] をタップします。[キャッシュのサマリー] ページの合計と一致しない場合は、[戻る] をタップして計算済みの金額を調整できます。
    6. キャッシュドロワーに残しておく金額を選択し、[次へ] をタップします。
    7. レジスターから取り出すキャッシュの額を確認し、[確認する] をタップします。
    8. 追跡セッションのサマリーを確認します。
    9. オプション: [印刷] をタップします。ここでは、この追跡セッションのキャッシュに関する詳細のみが印刷されます。すべての決済タイプに関するサマリーを印刷する場合は、セッションの履歴に移動する必要があります。
    10. [完了] をタップします。

    管理画面からリモートで決済追跡セッションを閉じる

    デバイス上でキャッシュフローの追跡セッションを閉じることができない場合、管理画面の [POS] 販売チャネルからセッションを閉じることができます。取引の進行中にキャッシュフローの追跡セッションを閉じると、取引の完了時に新しいセッションが自動で開きます。

    閉じたセッションを再開したり編集したりすることはできません。セッションを閉じると、そのセッションのアクティビティ履歴が更新され、セッションをリモートで閉じたことに関する情報やキャッシュドロワーの金額に加えた変更が追記されます。

    手順:

    1. 管理画面から、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順にクリックします。

    2. [アプリと販売チャネル] ページで、[Point of Sale] をクリックします。

    3. [販売チャネルを開く] をクリックします。

    4. [ロケーション] をクリックし、決済追跡セッションを閉じるロケーションをクリックします。

    5. [キャッシュフローの追跡] セクションで、[オープンセッションを表示する] をクリックします。

    6. [セッションを閉じる] をクリックします。

    7. [計算済みキャッシュ] フィールドに、キャッシュドロワー内の計算済みキャッシュの金額を入力します。不明な場合は、デフォルトの金額のままにします。

    8. [ドロワー内に残っているキャッシュを確定する] セクションで、キャッシュドロワー内に残っているキャッシュの金額を選択または入力します。デフォルトの金額は0米ドルです。

    9. 計算された差異を確定するには、[計算済みキャッシュの差異を確定] を選択します。

    10. [セッションを終了] をクリックします。

    管理画面から決済追跡セッションの詳細をエクスポートする

    決済追跡セッションの詳細は、CSVファイルにエクスポートすることができます。セッションが開いている間は、セッションアクティビティレポートのみエクスポートできます。セッションを閉じると、他のレポートをエクスポートできるようになります。

    決済追跡セッションのレポート
    レポート 説明
    セッションアクティビティ アカウントのメールアドレスに送信される、セッションアクティビティの詳細レポートです。
    差違サマリー 合計差異に焦点を当てた簡易レポートです。
    キャッシュアクティビティ キャッシュアクティビティに焦点を当てた簡易レポートです。
    レジスターサマリー セッションアクティビティとキャッシュアクティビティを含む、すべてのレジスターのアクティビティに関する内訳です。

    手順:

    1. 管理画面から、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順にクリックします。

    2. [アプリと販売チャネル] ページで、[Point of Sale] をクリックします。

    3. [販売チャネルを開く] をクリックします。

    4. [ロケーション] をクリックし、セッションの詳細をエクスポートするロケーションをクリックします。

    5. [キャッシュフローの追跡] セクションで、[キャッシュフローの追跡セッションを表示する] をクリックします。

    6. [エクスポート] をクリックします。

    7. エクスポートするセッションの詳細を選択します。

    8. [エクスポート] をクリックします。

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