POS用のShopifyペイメントに関する国および通貨のコンプライアンス

ShopifyペイメントとShopifyカードリーダーを使用してPOS取引を対面で処理する場合は、取引を処理する国の決済ルールに従う必要があります。

対面のPOS決済を複数の国で利用可能にするには、追加する国ごとにShopifyストアとShopifyペイメントアカウントを個別に作成する必要があります。

サポートされている国と地域

この機能は、Shopifyペイメントがオンラインと実店舗の両方の処理に対応している国でのみ利用可能です。ビジネスの対象国で、Shopify POSアプリでShopify ペイメントを利用できるかどうかは、以下のリストで確認してください。

必要事項

対面販売を行う際に国の要件準拠を維持するには、ビジネスにおいて以下の条件を満たす必要があります。

  • Shopifyストアの対象国は、実店舗のすべてのロケーションの所在国と一致している必要がある。
  • Shopifyストアでの取り扱い通貨は、実店舗のロケーションの現地通貨と一致している必要がある。

上記の要件は、Shopifyペイメントで決済を受け付ける実店舗のロケーションのみを対象としています。

以下の状況では、対面販売に関する国の要件は適用されません。

  • Shopifyペイメント以外の決済ソリューションを使用した国外のロケーションでの対面販売。
  • 決済を受け付けない国外のロケーション。たとえば、倉庫や在庫管理のロケーションです。

ストアの例

Drewのビジネスはワシントンを拠点としており、米ドル建てでオンライン販売を行なっています。ロサンゼルスとニューヨークで新店舗を開店した場合は、店舗のすべてのロケーションがアメリカ国内にあると同時に米ドルを使用しているため、新店舗の所在国と通貨は、既存ロケーションの国と通貨と一致します。ただし、Drewが後にイギリスに新店舗を開店した場合、ストアの所在国はアメリカ (イギリスのPOSロケーションと一致しない) であり、POSは米ドル (現地通貨のイギリスポンドではない) で販売を続けているため、要件に準拠しなくなります。

例1の表
ストアのロケーション Currency 準拠
アメリカ 米ドル はい
イギリス 米ドル いいえ

Janeの販売店はアメリカにあり、在庫を保管する倉庫はカナダにあります。Janeはカナダでの対面決済を利用可能にしていないため、カナダで倉庫用に新しいストアを作成する必要はありません。ただし、JaneがカナダでShopify POSを使用した対面販売を始める場合は、カナダドル建てで販売を行うカナダ拠点用のShopifyストアを新しく作成する必要があります。

例2の表
ストアのロケーション Currency 準拠
アメリカ 米ドル はい
カナダ 米ドル いいえ

別の国でPOS決済を利用可能にするため、新しいShopifyストアを設定する

ShopifyペイメントとShopifyカードリーダーを使用することにより、Shopifyストアごとに1か国で、対面でのPOS決済を利用可能することができます。

手順

  1. 対面のPOS決済を受け付ける国で、また該当する通貨で登録する新しいストアを作成します。
  2. 新しいストアを設定しますCSVファイルを使用して、元のストアから商品情報をエクスポートできます。
  3. 新しいShopifyペイメントアカウントを作成し、対面のPOS決済を受け付ける国で、該当する通貨を使用して登録します。
  4. 新しいストアに対してShopify POSを設定します。

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