待機
[待機] アクションでは、設定された時間が経過するまでワークフロー内の次のアクションまたは条件の実行を遅らせます。ワークフローが [待機] アクションに達すると、待機期間が終了するまでワークフローでのそれ以降のすべてのステップが停止し、待機期間が過ぎると次のステップに進みます。
留意事項
最大待機期間
[待機] アクションでは、アクションや条件の実行をワークフロー1つにつき最大90日間遅らせることができます。90日を超える待機期間を入力した場合は、ワークフローを有効にすることはできません。91日以上待機するワークフローが必要な場合は、[データを取得する] アクションを使用してワークフローをスケジュールすることを検討してください。これにより、変更内容を即座に有効にできます。
アクティブなワークフローを変更する
[待機] アクションを使用するアクティブなワークフローを変更すると、予期しない結果が生じる可能性があります。このアクションを使用してワークフローに変更を加える前に、[アクティビティ] ページを参照して、待機状態のワークフローがアクティブかどうかを確認してください。[待機] アクションのワークフローがトリガーされ、アクティブな実行が待機状態にある場合、以下のようになります。
- 待機期間後にワークフローを編集して条件の実行やアクションを変更する場合、アクティブな実行が再開されると、元のバージョンではなく更新されたバージョンのワークフローが使用されます。
- ワークフローを無効化または削除すると、待機状態のアクティブな実行が停止されます。ワークフローはキャンセル済みとしてマークされます。
データを更新する
[待機] ステップの前に、ワークフローに [取得]、[合計]、[カウント] のアクションが含まれている場合、返されたデータは [待機] ステップ後には利用できません。そのデータにアクセスするには、[待機] ステップの後に、同じタイプの追加ステップを追加します。
ワークフローに関連するデータは、待機期間が過ぎた後に更新されます。ストアから取得された情報は、待機期間が終了した時点で正確な情報に更新されます。待機期間中にストアから取得された情報が変更された場合、ワークフローの再開時には、トリガーが最初にワークフローを起動した際に取得された情報ではなく、新しい情報が使用されます。
たとえば、注文が作成されると起動するワークフローにより、お客様があなたのストアで支払った合計金額が確認され、支払い額の合計が750米ドル以上の場合にはお客様タグが追加されるとします。ただし、トリガーと条件の間には [待機] アクションが追加され、7日間の遅延が指定されています。
支払い額の合計が700米ドルのお客様が、100米ドル分をさらに注文すると、ワークフローがトリガーされ、その新しい注文によってお客様の支払い額の合計は800米ドルに達します。それでも、支払い額の合計は待機期間が終了するまで確認されません。翌日、お客様が注文をキャンセルし返金を受け取った場合、情報は待機期間が過ぎた後、ストアから取得されます。お客様の支払い額の合計は700米ドルとなり、お客様タグは適用されません。
フィールド
[待機] アクションには、以下のフィールドが含まれます。
フィールド | 説明 |
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待機の長さ | ワークフローが次のステップに進む前に遅延される時間。デフォルトでは、遅延は0秒に設定されています。時間遅延を設定するには、以下の手順を実行します。
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トリガー
[待機] アクションは、どのワークフローでも使用できます。
例
このワークフロー例では、待機アクションを使用して、ワークフローの残りのアクションおよび条件の実行を1日が経過するまで遅らせます。1日後、注文が処理されていない場合は、メールが送信されます。