ShopifyのB2B機能の概要

Shopify B2B は、管理画面およびオンラインストアを通じて企業間取引 (B2B) での販売を可能にする機能スイートです。Shopify B2B はすべてのプランで利用できます。この記事では、Shopify の主な B2B 機能と、他の企業に直接販売する方法について確認できます。各プランで利用可能な機能の比較については、プラン別の Shopify B2B 機能を参照してください。

Shopify B2Bをビジネスで初めて使用する場合は、まずShopifyでのB2Bビジネス用のストアタイプを選択し、開始チェックリストを参照してください。

B2Bの会社とお客様

会社と会社のロケーションを使用してB2Bのお客様を設定できます。個別の設定管理と顧客獲得ツールを使用して、B2Bのお客様の設定とカスタマイズが可能です。

ShopifyのB2Bでの会社およびお客様に関連する機能について詳しくは、次の表をご覧ください。

B2Bの会社機能とその説明
機能説明
会社B2Bのお客様の会社を作成し、決済期間、配送先住所、担当者の権限、カタログ、免税、チェックアウト設定などの個別の設定を構成します。
会社アカウントリクエストお客様がB2Bでの購入にアクセスできるよう、オンラインストアで送信できる会社アカウントのリクエストフォームを作成します。
お客様と注文の移行管理画面で、既存のお客様の注文履歴を会社と会社のロケーションに移行します。これにより、既存のD2Cのお客様とその注文履歴を既存の会社に追加できます。
新規B2Bのお客様への招待メール会社に追加した新規B2Bのお客様に招待メールをカスタマイズして送信し、会社に代わってB2Bの注文を送信できることを通知します。
販売スタッフの権限さまざまなタイプの営業スタッフのプロフィールに合わせて、スタッフの権限を調整します。各スタッフに一連の権限を割り当て、割り当てられた会社の記録にのみアクセスを制限することができます。Plus 以外のプランでは、一部の権限レベルが制限される場合があります。
Shopify FlowのB2BのアクションとトリガーShopify Flowのアクションとトリガーを使用して、B2Bワークフローのさまざまなオートメーションを作成できます。B2Bの注文に自動でタグ付けするなど、一般的なワークフローのテンプレートを使用したり、独自のカスタムワークフローを作成したりできます。
B2Bの会社向けメタフィールド管理画面内でメタフィールドを使用して、会社と会社のロケーションのページにカスタムデータフィールドを追加します。たとえば、会社と会社のロケーションのページでメタフィールドを検索したり絞り込んだりできます。

B2BでのMarkets

Marketsを使用すると、B2Bのお客様をグループ化し、グループごとにカスタマイズされた体験を構築できます。たとえば、Marketsでは以下のようなことが可能です。

  • 混合ストアを運営している場合、すべてのB2B会社向けのマーケットを作成し、D2Cのお客様とは異なるカスタム体験を提供できます。
  • ロケーションや季節に応じて異なる商品を提供するなど、さまざまな地域にいるB2Bの会社に基づいてマーケットを作成します。
  • カタログ、通貨、オンラインストアでの体験を使用して、価格設定や商品の出品状況をマーケットでカスタマイズします。
  • ログインしており、B2B の会社のロケーション向けに購入するお客様にのみ適用されるように、B2B マーケットにディスカウントを割り当てます。

詳しくは、「B2BでMarketsを使用する」をご覧ください。

B2Bカタログと商品

ディスカウント、柔軟な購入ルール、厳選された商品カタログ、価格表を使用して、パーソナライズされた購入体験を提供できます。これらは、Marketsを使用して会社のグループに割り当てるか、特定の会社のロケーションに直接割り当てることが可能です。

ShopifyのB2Bにおけるカタログと商品に関連する機能の詳細については、以下の表をご覧ください。

B2Bのカタログ機能とその説明
機能説明
カタログカスタム価格設定を作成し、B2B のお客様に対する商品の出品状況を管理します。すべての商品または特定の商品をカタログに含めることができます。Basic、Grow、Advanced プランでは、すべての B2B マーケット全体で最大 3 つの有効なカタログを割り当てることができます。Shopify Plus プランでは、無制限にカタログを作成でき、また特定の会社のロケーションに直接割り当てることもできます。
お客様固有の商品公開お客様向けに厳選された商品カタログを使用してパーソナライズされた購入体験を提供し、会社のロケーションレベルでカタログをセグメント化します。
ボリューム価格B2Bのお客様が同一の注文で特定数量の商品を購入する場合に、追加の値引きを提供します。
数量ルールB2Bのお客様が1回の注文で購入できるアイテム数を制限します。数量ルールを設定して、バリエーションを注文できる最小、最大、または増分単位を指定できます。
B2Bのディスカウント複数の方法で B2B のお客様に割引価格を提供します。B2B マーケットに自動ディスカウントまたはディスカウントコードを割り当てて、B2B のお客様のみがディスカウントを利用できるようにします。また、Discount Functions を使用して、より詳細な条件でカスタムディスカウントを作成することもできます。
デジタル商品のサポートB2Bの商品コレクションにデジタル商品を含め、お客様が物理的な商品と一緒にデジタル商品を購入できるようにします。

B2Bのチェックアウト

B2Bのワークフローに合ったロジックに基づいて、お客様ごとにディスカウント、決済オプション、配送料を設定してチェックアウトをカスタマイズできます。

ShopifyのB2Bにおけるチェックアウト関連の機能について詳しくは、次の表を確認してください。

B2Bのチェックアウト機能とその説明
機能説明
B2Bのお客様のチェックアウトお客様が、割り当てられた決済条件、デポジット、決済方法、卸売ディスカウントを使用して、内容の確認とチェックアウトを行えるようにします。
B2B向けの1ページチェックアウトB2Bのお客様向けに1ページチェックアウトを使用します。B2Bのお客様は、1つのチェックアウトページで注文、配送情報、会社情報、支払い情報を確認できます。
B2Bの注文を下書きとして送信する会社のロケーションに基づいて、B2Bのお客様の注文を下書きとして提出することを必須にするかどうかを選択します。これにより、注文が確定する前に注文内容を確認して変更を加えたり、必要に応じてお客様と交渉したりすることができます。
決済と配達の機能Delivery Customization APIPayment Customization Function APIを使用して、カスタムの配送オプションと決済オプションを非表示にする、並べ替える、または提供します。
下書き注文の価格をロックするすべての下書き注文の価格をロックします。価格をロックすると、後で管理画面で商品の価格を更新しても、注文内の商品の価格は変更されません。
下書き注文でアイテムの在庫を予約するすべての下書き注文の在庫を予約します。在庫を予約すると、その特定の在庫が他のお客様によって購入されることがなくなります。
1回限りの配送先住所会社のロケーションで1回限りの配送先住所を設定すると、お客様は会社のロケーションに住所を保存することなく、チェックアウト時に別の住所を入力できます。

B2Bの決済

管理画面で注文または下書き注文に決済条件を割り当てる手動プロセスを自動化できます。会社のロケーションごとに決済条件とデポジットの要件をカスタマイズして、期日が来た注文の決済を追跡、並べ替え、回収することができます。

ShopifyのB2Bにおける決済関連の機能について詳しくは、次の表を確認してください。

B2Bの決済機能とその説明
機能説明
決済条件決済条件を設定して、会社が注文の支払いを行う期間を設定します。会社には、Net 7、Net 15、Net 30、Net 45、Net 60、Net 90、フルフィルメント時決済、受領時決済のいずれかの決済条件オプションを割り当てることができます。
お客様固有のデポジット決済期日の条件が設定された注文に対して、お客様に割合に基づいたデポジットの支払いを要求します。Shopify Plus プランでのみご利用いただけます。
保管されているクレジットカードお客様が会社のロケーションレベルで支払い用のクレジットカードを保存できるようにします。保存されたカードは、チェックアウト時または管理画面から使用できます。
支払いリマインダーShopify Flowを使用して、決済条件が設定されている注文の支払期日に、支払いリマインダーを送信します。
下書きからの請求書請求書を送信して、下書き注文の支払いを回収します。
B2B注文の一部決済注文に対する複数の一部決済を受け付け、記録します。B2B のお客様は、デポジットの支払いや、不足額の照合、複数の決済方法にまたがる分割払いが可能です。Shopify Plus プランでのみご利用いただけます。
手動の決済方法B2Bの注文には、代引きなど、手動の決済方法を使用します。
B2B向けのPayPalチェックアウト時にB2Bのお客様に決済オプションとしてPayPalを提供します。

B2Bのセルフサービス購入とお客様アカウント

B2Bのお客様は、お客様アカウントでログインして、卸売情報と割り当てられたカタログにアクセスする必要があります。お客様は自分のアカウントを管理し、顧客名と配送情報を編集できます。ロケーション管理者の役割を持っている場合は、再注文、注文履歴の表示、返品の申請も行うことができます。

ShopifyのB2Bにおけるセルフサービス購入とお客様アカウント関連の機能について詳しくは、次の表を確認してください。

B2Bのセルフサービス購入とお客様アカウントの機能とその説明
機能説明
お客様アカウントB2Bのお客様がお客様アカウントを使用してログインし、商品や価格設定などのB2B固有の情報にアクセスできるようにします。これにより、承認されたお客様のみが卸売製品にアクセスできるようになります。お客様は注文履歴やアカウント情報を表示することもできます。
簡単な再注文B2Bのお客様がお客様アカウントを使用して過去の注文を複製することで、再注文できるようにします。お客様が手動で新しい注文を作成する必要はありません。すべてのアイテムが自動でカートに追加されます。
注文書番号B2Bのお客様が注文に注文書 (PO) 番号を追加できるようにします。管理画面から、注文または下書き注文にPO番号を追加することもできます。
B2B向けのセルフサービス返品セルフサービス返品を設定して、B2Bのお客様と会社のロケーション管理者がお客様アカウントから直接、返品リクエストを送信できるようにします。お客様は返品リクエストのステータスを追跡できます。
お客様アカウントUI拡張機能Customer Account UI Extensionsを使用する外部サービスアプリやカスタムアプリで、お客様アカウントのエクスペリエンスを向上させます。これらのアプリを使用すると、B2Bのお客様のセルフサービスに役立つ新機能を導入できます。
外部IDプロバイダーのサポートOAuth2.0およびOpenId Connectに準拠した独自のIDプロバイダーを実装して、B2Bのお客様のニーズを満たすことができます。

B2Bオンラインストア

オンラインストアのコンテンツをカスタマイズして、B2Bのお客様とD2Cのお客様に異なるコンテンツを表示したり、さまざまなマーケットにコンテンツを表示したりできます。また、B2Bビジネス向けに特別に作られたB2BフラッグシップのTradeテーマを使用して、B2Bの購入体験を強化することもできます。

ShopifyのB2Bにおけるオンラインストア関連機能の詳細については、以下の表を確認してください。

B2Bオンラインストアの機能とその説明
機能説明
オンラインストアのコンテキスト化マーケットを使用すると、オンラインストアで顧客タイプごとに異なるコンテンツを表示できます。混合ストアまたは専用ストアのどちらを運営しているかに関わらず、マーケットを使用して B2B と D2C のお客様、または異なる地域ごとに異なるコンテンツを表示できます。Advanced および Plus プランでご利用いただけます。
クイック注文リストクイック注文リストを設定すると、B2Bのお客様が商品説明ページからワンクリックで、商品の複数のバリエーションをカートに追加できるようになります。
B2Bストア向けのTradeテーマB2B専用のオンラインストアでは、Tradeテーマを使用できます。このテーマは、ログインしていないお客様の商品価格を非表示にするなど、B2Bビジネス向けに特別にデザインされた機能を備えています。
カスタムB2BストアフロントHydrogen、またはStorefrontおよびCustomer Accounts APIを使用して、B2Bビジネス向けのカスタムヘッドレスストアフロントを作成し、お好みの技術スタックを活用できます。
テーマとメールテンプレートのLiquidサポートLiquidを使用して、会社情報を含めるようにテーマメールテンプレートをカスタマイズできます。

B2Bアプリと統合

B2B APIを使用して、ShopifyでのB2Bビジネス向けのソリューションやアプリを構築できます。また、既存のシステムをB2Bストアと統合することもできます。

ShopifyのB2Bにおけるアプリ、API、統合に関連する機能の詳細については、以下の表を確認してください。

B2Bアプリと統合、およびその説明
機能説明
B2B APIB2B APIを使用して、複雑なB2Bワークフローのための強力なソリューションを構築し、ビジネスを拡大、成長させることができます。また、エンタープライズリソースプランニング (ERP) やその他のシステムをShopifyにシームレスに統合することも可能です。
B2Bアプリ外部サービスのB2Bアプリを使用して、B2Bプロセスをサポートするための機能を追加できます。
B2B統合エンタープライズリソースプランニング (ERP) システム、会計システム、その他のビジネスシステムなど、さまざまな外部システムをShopifyのB2Bストアと統合できます。また、B2B APIを使用して独自の統合を構築することも可能です。