既存の卸売のお客様からB2Bの会社を一括設定する

会社とは、ShopifyのB2Bを使用して販売するビジネスであり、複数のロケーションとB2Bのお客様をビジネスに関連付けることができます。各会社のロケーションには、特定の価格、商品の選択、決済条件、チェックアウトオプション、配送先住所などを割り当てることもできます。

ShopifyのB2Bの一括会社設定ツールを使用して、以下の操作を実行できます。

会社を設定する

管理画面の [顧客管理] セクションの一括設定ツールを使用して、既存の卸売のお客様からB2Bの会社を設定できます。卸売のお客様のうち最大250人を同時に選択するか、小さなグループに分けてプロセスを完了することができます。

選択したお客様の人数に応じて、一括お客様設定ツールは、設定プロセスを完了するためにバックグラウンドで実行される場合があります。設定が完了すると、解決する必要があるエラーがあればそれに関する情報と共に、メールで通知されます。

手順

  1. 管理画面の [顧客管理] セクションで、[絞り込みを追加]をクリックしてPlus卸売チャネルのお客様タグを選択します。
  2. B2Bの会社として設定するお客様の横にあるチェックボックスをクリックします。すべてのお客様を選択することもできますし、お客様のサブセットを選択して段階ごとにプロセスを完了することもできます。
  3. [...] メニューをクリックしてから [会社に追加する] をクリックします。
  4. 使用する会社の設定、および追加するお客様情報を選択します。
  5. [会社を設定] をクリックします。

お客様情報をインポートする

一括会社設定中に、お客様に関する以下の情報および設定をインポートするかどうかを選択できます。

お客様情報と会社設定
設定 説明
過去の注文 お客様の過去の注文すべてを会社のロケーションに追加するかどうかを選択できます。このオプションを選択すると、お客様はログイン時に過去の卸売注文を確認できます。選択したお客様がすでにB2B関係を公表している場合は、過去の注文をインポートすることをおすすめします。
非課税 お客様の非課税設定を会社のロケーションに引き継ぐかどうかを選択できます。卸売のお客様としての非課税がB2Bの会社においても適用される場合は、非課税を引き継ぐ必要があります。
お客様が任意の住所に配送できるようにする デフォルトでは、チェックアウト時に会社の配送先住所が事前入力され、会社は住所を変更できないように制限が課されています。この設定を選択すると、会社はチェックアウト時に配送先住所を変更できます。
すべての注文を下書きとして送信して審査を受ける デフォルトでは、注文はチェックアウト時に送信されます。「すべての注文を下書きとして送信する」を選択すると、お客様の注文は下書き注文として送信されます。
決済条件 お客様に提供する決済条件を選択できます。会社がチェックアウト時に支払うようにするには、[決済条件がありません] を選択します。

一括会社設定中にこれらの設定をインポートしない場合、後日、会社ごとに手動で更新できます。B2Bの会社設定について詳しくはこちらをご覧ください。

よくある質問

会社名を一括変更するにはどうすればよいですか?

Plus卸売チャネルからShopifyのB2Bに移行する場合、お客様の氏名が会社名の作成に使用されます。これにより、一部の会社名を更新する必要が生じます。会社名は会社の詳細を編集することによって個別に更新できますが、管理画面で会社名を一括編集することはできません。

複数の会社を一括編集する必要がある場合は、外部アプリの使用を検討してください。

お客様を会社に移行する準備ができました。[お客様] ページで卸売のお客様を見つけるにはどうすればよいですか?

[お客様] ページでPlus卸売チャネルのお客様を特定するには、Plus卸売チャネルの価格表用に作成されたお客様タグで絞り込みます。価格表に使用したタグが不明な場合は、管理画面で [販売チャネル] > [卸売] > [価格表] の順に移動して、それらのタグを見つけることができます。

同じ会社に複数のお客様を追加できますか?

はい。Plus卸売チャネルの複数の既存のお客様を、単一のB2Bお客様としてまとめる場合、最初に主要なお客様に基づいて会社を作成する必要があります。

会社を作成した後は、会社にお客様情報を追加することができます。また、お客様情報とその注文履歴を既存の会社および会社ロケーションに移行することも可能です。

Plus卸売チャネルの現在のお客様がShopifyのB2Bにアクセスできるように、B2Bアクセスメールを送信する必要がありますか?

メールの送信をおすすめしますが、これは必須ではありません。ShopifyのB2Bでは、新しいお客様アカウントが使用されます。つまり、別のログインページが使用されるため、お客様がログインにパスワードを使用することはなくなりました。代わりに、6桁のワンタイムコードがお客様のメールアドレスに送信されます。この変更により、B2Bのお客様には、新しいログインページと処理についてメールでお知らせすることをおすすめします。このことを容易にするために、管理画面から直接B2Bアクセスメールを送信するか、ログイン用の新しいお客様アカウントURLが記載された外部メールを送信するかを選択できます。

同じ会社に複数のロケーションを設定することはできますか?

はい、会社には複数のロケーションを設定できます。ただし、一括会社設定ツールでは、お客様のデフォルトの住所に基づいて、1つのロケーションのみ自動的に作成されます。1つの会社に複数のロケーションを作成する場合は、会社ページで [ロケーションを追加] を選択して、ロケーションをさらに追加できます。

お客様の過去の注文の一部のみを会社に追加できますか?

お客様の過去の注文すべてを会社に追加するか、追加しないか選択できます。一部の注文のみを追加することはできません。

お客様の注文履歴に卸売注文と個人注文の両方が含まれる場合、すべての注文が会社に追加されます。

間違ったお客様を選択して誤って会社を設定した場合、どうしたらいいですか?

会社を設定する際に間違ったお客様を選択した場合、または会社を削除したい場合は、B2Bから会社を削除することができます。会社を削除すると、会社のロケーションも削除され、お客様と会社の関連付けも解除されます。

お客様の過去の注文を会社に追加している場合、その会社は削除されません。

ShopifyのB2Bには営業担当者の機能がありますか?

はい。ShopifyのB2Bでは、[会社] のスタッフの権限を通じて営業担当者の機能を提供しています。営業スタッフの各メンバーには、以下を含む権限を割り当てることができます。

  • 会社を表示
  • 会社を作成および編集
  • 他のスタッフを会社ロケーションに割り当てる
  • 会社を削除

また、営業スタッフメンバーが表示できる情報を、割り当てられている会社のロケーションのみに制限することもできます。

スタッフ数が多い場合は、営業担当者の役割を作成することによって、権限を付与するプロセスを合理化することもできます。

B2Bの営業スタッフの設定について詳しくはこちらをご覧ください。

Plus卸売チャネルでは、自動的に承認されアクセス権が付与されたアカウントをお客様自身で作成することができます。ShopifyのB2Bで同じことを行うには、どうすればよいですか?

Shopify Formsアプリを使用して、B2Bのお客様アカウントを作成するプロセスを合理化できます。お客様はオンラインストアにフォームを送信して、B2Bの新しいお客様としてアクセスをリクエストし、会社名、会社のロケーション、顧客名などの情報を提供できます。

B2Bのお客様アカウントの作成はほぼ自動化されていますが、お客様がB2Bストアにアクセスして注文できるようにするには、スタッフメンバーが手動でそのアカウントを承認する必要があります。

Shopify Formsを使用して会社アカウントのリクエストを作成する方法について詳しくはこちらをご覧ください。

会社のリクエストをどこで見つけられますか?

管理画面で、[顧客管理] > [会社] に移動します。このページには、承認されたリクエストと未承認のリクエストを含む、すべての会社アカウントが一覧表示されます。会社の承認ステータスは [注文] 列に一覧表示され、承認された会社については [承認済み]、承認されていない新しいリクエストについては [未承認] と表示されます。

会社のリクエストを確認して承認する方法について詳しくはこちらをご覧ください。

潜在的なお客様は、会社アカウントのリクエストフォームにどのようにアクセスしますか?

オンラインストアにフォームを追加するには、オンラインストアエディタで新しいページを作成します。その後、フォームをそのページに配置し、メニューやフッターにページへのリンクを載せることができます。

Shopify Formsの使用方法について詳しくはこちらをご覧ください。

B2Bのお客様に最低注文金額を設定するにはどうすればよいですか?

B2Bのお客様に最低注文金額を設定するためには、メタフィールドカート検証関数を組み合わせて使用できます。

手順

  1. 会社のロケーションにminimum order totalというカスタムメタフィールドを作成します。
  2. 会社のロケーションのメタフィールドに最低注文の合計額を追加します。
  3. チェックアウト検証関数を作成して、注文合計額がチェックアウト時の最低注文の合計額以上になっているかどうかを確認します。

注文合計額が最低注文の合計額に満たない場合、関数によってチェックアウトができなくなります。

外部アプリをインストールして、特定のタグを持つお客様について、注文合計金額が最低注文の合計額以上になっていなければ、チェックアウトできないように指定することもできます。

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