レポートの絞り込みと編集を行う

レポートを絞り込んで必要とする特定の情報を表示できます。また、レポートの列を追加または削除することもできます。適用する絞り込みや編集を保存することはできません。

ストアがAdvanced Shopifyプラン以上に加入している場合は、絞り込みや編集をしたレポートをカスタムレポートとして保存できます。

絞り込みの概要

絞り込みとは、データを抽出する際に一致している必要があるステートメントです。データが一致しないものはすべてブロックされるか非表示になります。Billing country is Australiaはその一例です。販売レポートでこの絞り込みが使用されている場合、オーストラリアでの販売のみがレポートに記載されます。その他のすべての販売はレポートから除外されます。

2番目の例 (Billing country is not Australia) をご覧ください。販売レポートでこの絞り込みが使用されている場合、オーストラリアを除き、世界中で発生した販売がレポートに表示されます。オーストラリアでの販売はレポートから除外されます。

絞り込みの構成要素

絞り込みは、常に次の順序で3つのコンポーネントにより構成されます。

name > operator > values

  • 名前は特定のフィルターを識別し、列に対応します。例: Billing city
  • 演算子は、指定した値を実際のデータと比較します。選択した絞り込みによっては、選択可能な演算子が複数用意されています。isの演算子には、等号のような正確な一致が必要です。
  • は、絞り込むための特定の単語または数です。たとえばAustralia、またはToronto or New Yorkがあります。

たとえばBilling country is Australiaの絞り込み:

  • Billing country名前です。
  • is演算子です。
  • Australiaです。

絞り込みの例をいくつか次に示します。

  • Sale channel name kind is Online Storeこの絞り込みを使用するレポートには、オンラインストアでの販売のみが記載されます。他のチャネルを通じた販売は除外されます。
  • Product type is not Braceletこの絞り込みを使用する販売レポートには、ブレスレットを除くすべての商品の販売が記載されます。

複数の絞り込みを使用する

レポートに複数の絞り込みを設定できます。

  • 絞り込みに名前のコンポーネントが1個あり、is演算子を複数ので使用する場合、値のいずれかが一致すると、レポートにデータが記載されます。例としてBilling city is Toronto or New York Cityの場合を考えます。この絞り込みを使用したレポートでは、トロントとニューヨーク市での販売に関するデータが表示されます。
  • 絞り込みに名前のコンポーネントが1個あり、is not演算子を複数ので使用する場合、その値のいずれとも一致しないとデータがレポートに記載されます。例としてBilling city is not Toronto and New York Cityの場合を考えます。この絞り込みを使用したレポートには、トロントとニューヨーク市を除いた販売に関するデータが表示されます。
  • 絞り込みがis演算子であり、異なる名前のコンポーネントが設定されている場合、すべての絞り込みが一致する場合にのみデータが記載されます。例えば、Billing city is TorontoSales channel name is Online Storeの場合を考えます。この例では、トロントでの販売のうち、オンラインストアでの販売のみのデータが記載されます。トロントでのPOS販売は記載されません。ニューヨークでのオンラインストアの販売も記載されません。

レポートを絞り込む

レポートを絞り込み、デフォルトで記載される情報の範囲を狭めることができます。たとえば、特定の販売チャネルまたは特定の配送エリアの販売のみを表示する絞り込みを追加することができます。

レポートに記載されるデータの上に絞り込みが表示されます。レポートによっては絞り込みを使用できません。

手順:

  1. レポートを開きます。
  2. 絞り込みアイコンをクリックして [絞り込みを管理する] を開きます。
  3. [絞り込みの追加] をクリックします。
  4. ドロップダウンメニューから絞り込みを選択します。絞り込みはカテゴリー別にグループ化されます。
  5. [絞り込みを選択する] フィールドの横にある演算子を選択します。
  6. [検索] エリアで、絞り込みをするためのいずれかの値を入力するか、ドロップダウンリストから値を選択します。ドロップダウンメニューには、レポートに現在表示されていない値であっても、レポートおよび時間範囲に関連する値が表示されます。

    • 任意:空の値で絞り込みをする場合は、値が適用不可であることを示すためにN/Aを選択します。
    • 任意:複数の値を指定できます。絞り込みをする際に同じ名前の演算子を使用する場合、のいずれかが一致すると、データがレポートに記載されます。
  7. 任意:さらに絞り込みを設定する場合は [絞り込みを追加する] をクリックして設定します。絞り込みをする際に異なる名前の演算子を使用する場合、すべての絞り込みが一致する場合にのみデータが記載されます。

  8. [絞り込みを適用する] をクリックします。

絞り込まれたレポートを後で使用するためにレポートの保存を希望しており、ストアでAdvanced Shopifyプラン以上を利用している場合は [名前を付けて保存する] をクリックし、名前を入力して [保存] をクリックします。その後、レポートページのカスタムレポートセクションでレポートを開くことができます。

ストアがShopifyプランを利用している場合は、絞り込みを適用したレポートを印刷またはエクスポートできますが、保存することはできません。

絞り込みを削除する

絞り込みの使用をやめる場合は、絞り込みを完全に削除することができます。絞り込みを復元することはできません。したがって、複雑な絞り込みを設定している場合は、新しい名前でレポートを保存することをお勧めします。

絞り込みを削除するには、その横にあるXをクリックします。

例:時間の経過による販売レポートを絞り込む

時間の経過による販売レポートには、すべての販売チャネルでの販売が表示されます。販売データをオンラインチャネルにのみ制限し、特定の商品の販売を除く販売をすべて表示することができます。

手順:

  1. 絞り込みアイコンをクリックして [絞り込みを管理する] ダイアログを開きます。
  2. [絞り込みの追加] をクリックします。
  3. [絞り込みを選択する] ドロップダウンメニューで [販売チャネル名] を選択します。is演算子はデフォルトであるため、選択する必要はありません。
  4. [検索] フィールドに、Online Storeと入力します。[オンラインストアで絞り込む] ボックスを選択します。
  5. [絞り込みを適用する] をクリックします。これにより、このレポートにはオンラインストアチャネルを通じての販売のみが記載されます。また、グラフの上に絞り込みが表示され、日付範囲の下に有効な絞り込み数が表示されます。

データをさらに絞り込んで、そのチャネル内での特定の商品1種類 (例:Dock Shoes) を除くすべての商品の販売を記載することもできます。

  1. 絞り込みアイコンをクリックして [絞り込みを管理する] ダイアログを開きます。
  2. [絞り込みの追加] をクリックします。
  3. 2番目の絞り込みの [絞り込みを選択する] ドロップダウンメニューで [商品名] を選択します。
  4. [除外] を選択して、この商品を除外してください。
  5. [検索] フィールドにDock Shoesと入力します。[Dock Shoesで絞り込む] ボックスを選択します。
  6. [絞り込みを適用する] をクリックします。

上記のとおりにすると、レポートには両方の絞り込みが適用されます。つまり、オンラインストアチャネルでの販売のみが記載され、ドックシューズ商品は除外されます。

これが1回限り使用するレポートであれば、そのレポートを印刷またはエクスポートすることができます。今後の使用のためにレポートを保存したい場合、ストアがAdvanced Shopifyプラン以上に加入していれば、カスタムレポートとして保存できます。

レポートの列を追加または削除する

ほとんどのレポートでは、列の追加や削除により、デフォルトで表示される情報を増減させることができます。

手順:

  1. レポートを開きます。
  2. 列アイコンをクリックして列を検索します。ドロップダウンメニューには、追加または削除できる列が表示されます。デフォルトで設定されている列にはチェックマークが付いています。
  3. 追加する列を選択します。削除する列の選択を解除します。

今後の使用のために編集済みレポートの保存を希望しており、なおかつストアがAdvanced Shopifyプラン以上に加入している場合は [名前を付けて保存する] をクリックし、名前を入力して [保存] をクリックします。レポートページから、カスタムレポートを開くことができるようになります。

例: 参照元によるセッションレポートに列を追加する

参照元によるセッションレポートを見ていて、参照元に関するより具体的な詳細情報が必要な場合は、[表示項目の変更] をクリックしてから [参照元サイト] を選択します。

レポート内に表示項目を変更した列と参照元サイトのデータが表示されます。

これが1回限り使用するレポートの場合、そのレポートを印刷またはエクスポートできます。今後使用するためにレポートの保存を希望する場合、プレミアムプラン以上を利用している場合は保存できます。

カスタマイズができないレポート

レポートによっては、絞り込みや編集ができないものもあります。カスタマイズができないレポートには、絞り込みまたは列のアイコンが表示されません。これは、レポートにデフォルトで特定のデータを追加する必要があることを示しています。ただし、時間範囲の設定は、すべてのレポートに対して設定できます。

以下のレポートは、絞り込みを適用することや、編集することができません。

  • アメリカの物品税レポート (絞り込みと列の編集が可能) を除く、Financeカテゴリーに属するデフォルトレポートすべて。
  • Fraud カテゴリーに属するデフォルトレポートすべて。
  • 配送ラベルレポート (絞り込みと列の編集が可能) と時間の経過による配送ラベルレポート (絞り込みの編集が可能) を除く、Ordersカテゴリーに属するデフォルトレポートすべて。
  • ウェブパフォーマンスレポート。
  • オンラインストアカート分析レポート。

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