カスタムアプリ
カスタムアプリは、あなた自身または開発者があなたのShopifyストア専用に作成したものです (多くのストアで動作するように作成された公開アプリとは異なります)。カスタムアプリを使用して、管理画面に機能を追加したり、ShopifyのAPIを使用してストアデータに直接アクセスしたり、ストアフロントAPIを使用して他のプラットフォームにオンラインストアを拡張したりすることができます。
カスタムアプリを作成するには、開発の知識が必要で、困難が伴う場合があります。ストア用のカスタムアプリを作成する上でサポートが必要な場合は、Shopifyパートナーを雇うことができます。Shopifyパートナーを雇うことについて詳しくはこちらをご覧ください。
コラボレーターアカウントまたはスタッフアカウントに、カスタムアプリを作成、編集、削除してもらう場合、彼らに [アプリを開発] する権限を付与することができます。また、コラボレーターアカウントまたはスタッフアカウントは、特定のAPIスコープの設定に関連する権限も必要です。
目次
カスタムレベル2 PIIアプリ
権限の管理により、アプリが機能の実行のためにアクセスまたは修正できるストアの情報の種類を決定します。
個人識別情報 (PII) とは、個人を一意に識別できる単独の情報または情報の組み合わせのことです。Shopify App Storeからインストールするアプリは、ストア、お客様、注文、またはその他のビジネスデータに関する情報を使用する際に、さまざまなタイプの個人識別情報にアクセスできます。カスタムレベル2 PIIアプリにアクセスするには、ストアがShopifyプラン以上であることが必要です。
管理画面からカスタムアプリ開発を有効にする
ストアのカスタムアプリを作成する前に、カスタムアプリ開発を有効にする必要があります。ストアオーナーまたは [アプリ開発を有効にする] 権限を持つスタッフメンバーだけが、カスタムアプリ開発を有効にすることができます。
手順:
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
[カスタムアプリ開発を許可] をクリックします。
警告と提供される情報を読んでから、[カスタムアプリ開発を許可] をクリックします。
カスタムアプリを作成してインストールする
カスタムアプリ開発を有効化した後、管理画面でカスタムアプリを作成およびインストールできます。APIスコープを設定して、カスタムアプリがアクセスできるストアの部分を決定します。アプリをインストールした後、アプリがShopifyのAPIを使用してストア情報にアクセスする際に使用するアクセストークンが届きます。
ストアオーナー、ならびに関係する権限を持つコラボレーターやスタッフメンバーは、カスタムアプリを作成およびインストールできます。
アプリを作成する
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
[カスタムアプリを作成] をクリックします。
モーダルウィンドウで、[アプリ名] を入力し、[アプリ開発者] を選択します。アプリ開発者は、ストアオーナー、あるいは [アプリ開発] の権限を持つスタッフアカウントまたはコラボレーターアカウントである場合があります。
[アプリを作成] をクリックします。
APIスコープを選択する
カスタムアプリを作成した後、APIスコープを割り当てることができます。カスタムアプリには、アプリの必要に応じて、Admin APIスコープ、Storefront APIスコープ、あるいはその両方を割り当てることができます。アプリをインストールする前に、少なくとも1つのスコープを選択する必要があります。
手順:
- [スコープを選択] をクリックします。
-
[Admin APIアクセススコープ] セクションで、アプリに割り当てるAPIスコープを選択します。
- オプション: Webhookサブスクリプションに使用するAPIバージョンを設定します。
- オプション: アプリのWebhookサブスクリプションを処理するGoogle Cloud Pub/Subの設定を行います。[Google Cloud Pub/Sub] セクションで、[Shopifyのサービスアカウントアドレス] をコピーし、Google Cloud Pub/Subアカウントを設定する際に使用します。
- オプション: アプリのWebhookサブスクリプションを処理するAmazon EventBridgeの設定を行います。[Amazon EventBridge] セクションで、[ソースを作成] をクリックします。
[ストアフロントAPIアクセススコープ] セクションで、アプリに割り当てるAPIスコープを選択します。
[保存] をクリックします。
アプリをインストールしてAPIアクセストークンを取得する
アプリのAPIスコープを設定した後で、アプリをインストールできます。インストール後にAPIアクセストークンを受け取ります。アプリに割り当てたAPIスコープに応じて、Admin APIアクセストークン、ストアフロントAPIアクセストークン、あるいはその両方を受け取ります。
手順:
- [アプリをインストール] をクリックします。
- モーダルウィンドウで、[アプリをインストール] をクリックします。
- アクセストークンを取得します。
- アプリに対してAdmin APIスコープを選択した場合、[Admin APIアクセストークン] セクションに移動し、[トークンを一度開示] をクリックします。アクセストークン全体は、このページへの最初のアクセス時に開示され、以降のアクセスの際には、このページには参照用としてアクセストークンの最後の4桁のみが表示されます。
- アプリのストアフロントAPIスコープを選択した場合、[ストアフロントAPIアクセストークン] セクションに移動し、トークンをコピーします。Admin APIアクセストークンとは異なり、ストアフロントAPIアクセストークンは、このページにいつでも表示されます。
カスタムアプリのAPI資格情報を取得する
アプリの [API資格情報] ページから、カスタムアプリのStorefrontアクセストークン、APIキー、APIシークレットを確認できます。Admin APIアクセストークンも確認できますが、ページへの最初のアクセス時にトークンを開示した後は、トークンの最後の4桁のみ確認できます。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
資格情報を使用するアプリの名前をクリックします。
[API資格情報] をクリックします。
カスタムアプリのAdmin APIスコープを更新する
ストアオーナー、または関係する権限を持つコラボレーターかスタッフメンバーは、カスタムアプリのスコープを更新できます。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
更新するアプリの名前をクリックします。
[設定] をクリックします。
-
[Admin APIの統合] セクションで、[編集] をクリックします。
- これまでにAdmin APIスコープを割り当てたことがない場合は、[設定] をクリックします。
アプリに割り当てるスコープを選択します。
オプション: Webhookサブスクリプションに使用するAPIバージョンを設定します。
オプション: アプリのWebhookサブスクリプションを処理するGoogle Cloud Pub/Subの設定を行います。[Google Cloud Pub/Sub] セクションで、[Shopifyのサービスアカウントアドレス] をコピーし、Google Cloud Pub/Subアカウントを設定する際に使用します。
オプション: アプリのWebhookサブスクリプションを処理するAmazon EventBridgeの設定を行います。[Amazon EventBridge] セクションで、[ソースを作成] をクリックします。
[保存] をクリックします。
アプリをストアにインストールした後は、少なくとも1つのスコープを選択するか、アプリにストアフロントAPIスコープを割り当てた場合にのみ、[保存] をクリックできます。
カスタムアプリのStorefront APIアクセススコープを更新する
ストアオーナー、または関係する権限を持つコラボレーターかスタッフメンバーは、カスタムアプリのスコープを更新できます。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
更新するアプリの名前をクリックします。
[設定] をクリックします。
-
[ストアフロントAPIの統合] セクションで、[編集] をクリックします。
- これまでにストアフロントAPIスコープを割り当てたことがない場合は、[設定] をクリックします。
アプリに割り当てるスコープを選択します。
-
任意:アプリがiOS Buyソフトウェア開発キット (SDK) と統合している場合、[iOS Buy SDK] セクションで必要な変更を行うことができます。アプリがインストール済みの場合、このセクションでのみ変更を行えます。
- 詳しい手順については、「iOS Buy SDK開発者ドキュメント」を参照してください。
-
オプション: アプリがAndroid Buy SDKと統合している場合、[Android Buy SDK] セクションで必要な変更を行うことができます。アプリがインストール済みの場合、このセクションでのみ変更を行えます。
- 詳しい手順については、「Android Buy SDK開発者ドキュメント」を参照してください。
[保存] をクリックします。
アプリをストアにインストールした後は、少なくとも1つのスコープを選択するか、アプリにストアフロントAPIスコープを割り当てた場合にのみ、[保存] をクリックできます。
カスタムアプリの設定を更新する
アプリの名前と説明、さらにアプリ開発者を更新することができます。
アプリ開発者をスタッフアカウントまたはコラボレーターアカウントに設定し、後日そのアカウントを削除した場合は、デフォルトでストアオーナーがアプリ開発者になります。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
更新するアプリの名前をクリックします。
[アプリの設定] をクリックします。
名前または説明を変更するには、新しい [アプリ名] または [アプリの説明] を入力します。
アプリに関連付けられているアプリ開発者を変更するには、[プライマリーアプリ開発者] を選択します。
オプション: このアプリの開発更新について別のメールアドレスに通知するには、開発更新の連絡先のメールアドレスを入力します。
[保存] をクリックします。
カスタムアプリをアンインストールする
カスタムアプリをアンインストールすると、Admin APIアクセストークンとStorefront APIアクセストークンは取り消され、アプリで登録されたWebhookとフルフィルメントサービスが削除されます。また、アプリでストアデータにアクセスできなくなります。アプリを再インストールすると、新しいアクセストークンを取得することになります。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
アンインストールするアプリの名前をクリックします。
[アプリをアンインストール] をクリックします。
カスタムアプリを削除する
カスタムアプリを削除すると、復元することはできません。アプリを削除せずに、ストアで一時的に無効にするには、アプリをアンインストールします。
管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順に移動します。
[アプリを開発] をクリックします。
[アプリの設定] をクリックします。
[アプリを削除] をクリックします。
カスタムアプリのAPIスコープ権限
コラボレーターアカウントとスタッフアカウントは、[アプリを開発] の権限、および設定するAPIスコープに関連したスタッフ権限を付与されている場合にのみ、カスタムアプリのAPIスコープを設定できます。
カスタムアプリが作動するために必要なアカウント権限およびAPIスコープを決定するにあたり、アプリの開発者と相談する必要があります。開発者に付与する権限について把握し、精通するようにしてください。