QuickBooks Desktop POSからShopify POSに移行する
QuickBooks Desktop Connectorアプリを使用して、お客様、販売元、在庫アイテム、ロケーションなどのQuickBooks Desktop POSデータをShopify POSに移行することができます。
移行を行う場合は、その前に、QuickBooks Desktop POSアプリからのデータファイルのエクスポート、Stocky APIキーの取得、データファイルのShopifyへのアップロード、Shopify内のロケーションのマッピングを行う必要があります。POSの設定やデータ量によっては、移行に数分から1時間以上かかる場合があります。
目次
QuickBooks POSからShopify POSに移行するための要件
QuickBooks POSからShopify POSにデータを移行するには、以下の要件を満たす必要があります。
- デスクトップデバイスに、最新版のQuickBooks Desktop POSアプリとQuickBooks Desktop会計ソフトをインストールしていることを確認する。
- 管理画面でShopify ペイメントを有効にする。
- 管理画面にカスタムQuickBooks Desktop Connectorアプリをインストールします。
- 管理画面に [POS] 販売チャネルと Stockyアプリがインストールされていることを確認する。
- 管理画面でロケーションを設定します。
- Shopify POS Proアプリのサブスクリプションを有効にする。
- Shopifyに移行できるQuickBooks POSデータと移行できないデータを確認する。
ステップ1:QuickBooks Desktop POSをバージョン19に更新する
QuickBooks Desktop POSのデータをShopifyに移行するために、お使いのPOSがバージョン19であることが必要です。QuickBooks Desktop POSをバージョン19に更新する前に、現在お使いのQuickBooks Desktop POSのバージョンを確認する必要があります。
QuickBooks Desktop POSを、バージョン19の30日間トライアルに更新する必要があります。QuickBooks Desktop POSのバージョン19の30日間トライアルは無料ですが、30日間トライアル期間を延長することはできません。Shopify POSの移行を30日以内に完了できない場合、移行の準備ができるまで、トライアルへの更新は行わないでください。QuickBooks Desktop会計ソフトを使用している場合、Shopifyへの移行を円滑化に行うには、QuickBooks Desktop会計ソフトに対応しているバージョンも必要です。
更新方法は、使用しているQuickBooks Desktop POSのバージョンによって異なる場合があります。
使用しているQuickBooks Desktop POSのバージョン | 実行する手順 |
---|---|
QuickBooks Desktop POSバージョン18または12 | QuickBooks Desktop POSをバージョン19 (30日間のトライアル版) に更新する |
QuickBooks Desktop POSのバージョン11、10、9、8、7、またはそれ以前 | Intuitサポートに連絡して、POSをバージョン19 (30日間トライアル版) に更新する |
QuickBooks Desktop POSバージョン18または12を、バージョン19トライアル版に更新する
- 現在のPOSファイルのバックアップを作成します。
- QuickBooks Desktop POSの金融取引を実行します。
- POSファイルからPOS V19トライアルにデータを移行します。
- POSファイルをエクスポートして、Shopify POSに移行するために保存します。
ステップ2:データファイルをQuickBooks Desktop POSからエクスポートする
QuickBooksデータファイルをエクスポートする必要があります。商品、お客様、在庫、販売元のデータをインポートできます。QuickBooksデータのエクスポートについて詳しくはこちらをご覧ください。
複数のデータファイルをエクスポートする場合は、以下の手順を繰り返して、目的の各データファイルを選択する必要があります。たとえば、在庫アイテム、お客様、販売元のデータファイルをエクスポートする場合は、以下の手順を3回実行する必要があります。
データファイルをエクスポートする場合、新しいファイルとして保存し、既存のファイルを新しいファイルに置き換えしないようにしてください。
手順:
- デスクトップデバイスで、QuickBooks Desktop POSアプリを開きます。
- [ファイル] > [ユーティリティ] > [エクスポート] の順にクリックします。
- エクスポートするデータファイルを選択して [次へ] をクリックします。
- [保存先ファイルを選択] フィールドの横にある [閲覧] をクリックし、データファイルを保存するファイルの保存先を選択します。
- [レコードの書き込み先 (シート)] フィールドで [シート1] を選択します。
- [テンプレートを管理する] をクリックします。[すべて選択] をクリックし、[保存] をクリックします。
- [次へ] をクリックし、[エクスポート] をクリックします。
データファイルをエクスポートした後は、データファイルを保存した場所を確認して、エクスポートが正常に完了したことを確認します。
ステップ3:Stocky APIキーを取得する
Stockyは、Shopifyが開発したアプリです。このアプリを使用してPOS在庫、注文書、販売元、納品を管理します。QuickBooksのデータをStockyに移行可能にするために、Stocky APIを追加する必要があります。
手順:
- 管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順にクリックします。
- [Stocky] をクリックします。
[アプリを開く] をクリックします。
Stocky アプリで、[各種設定] > [APIアクセス] の順にクリックします。
[APIアクセス] セクションで、現在のキーをコピーします。
ステップ4:QuickBooks Desktop POSのデータファイルをShopifyにアップロードする
QuickBooksのデータファイルをShopifyにアップロードする前に、Stock APIキーを追加する必要があります。
手順:
- 管理画面で、[設定] > [アプリと販売チャネル] の順にクリックします。
- [QuickBooks Desktop Connector] をクリックします。
[アプリを開く] をクリックします。
QuickBooks Desktop Connector アプリで、[開始する] をクリックします。
-
[QuickBooks POSデータファイルをアップロードする] セクションで、以下のQuickBooksデータファイルをアップロードします。
- [在庫] セクションで [データファイルを追加する] をクリックし、在庫アイテムのデータファイルをアップロードします。
- [お客様] セクションで [データファイルを追加する] をクリックし、お客様のデータファイルをアップロードします。
- [販売元] セクションで [データファイルを追加する] をクリックし、販売元のデータファイルをアップロードします。
[Stocky APIキーを入力する] セクションで、Stocky APIキーを入力します。
[次へ] をクリックします。
ステップ5:バーコードマッピングを選択し、ロケーションと一致させる
Shopify POSでスキャン可能なバーコードとして使いたいアイテム番号またはUPCを選択する必要があります。Shopify POSでバーコードとSKUを使用する方法についてはこちらをご覧ください。
また、アップロードしたデータファイルの既存ロケーションを、Shopifyで作成したロケーションと一致させる必要があります。QTY1またはQTY2などそれぞれの項目は、QuickBooks POSからのロケーションを示しています。これに一致するShopifyでのロケーションを選択する必要があります。最大20のロケーションを一致させることができます。
QuickBooksとShopfiyのデータマッピングについて詳しくはこちらをご覧ください。
手順:
- 商品バーコードマッピングセクションで、QuickBooks Desktop POSからShopifyに商品バーコードをマッピングするために使用する商品番号を選択します。
- [ロケーションの一致] セクションで、データファイルの各ロケーションと一致させるShopifyの既存ロケーションを選択します。
- 任意:Shopify内に新しいロケーションを作成する場合は、[新しいロケーションを追加する] をクリックします。
- [移行を開始する] をクリックします。
[移行を開始する] をクリックすると、データの移行が開始され、完了するまでに最大で5時間かかる場合があります。移行にかかる時間は、QuickBooks POSの設定、移行するデータの量、ロケーションの数など、多くの要素によって異なります。移行が完了すると、メールが届きます。
移行中にエラーが発生した場合は、「QuickBooks Desktop POSの移行エラーと一般的な問題のトラブルシューティング」をご覧ください。
次のステップ
データの移行が完了した後、商品バリエーションはQuickbooksタグ付きの下書きステータスの状態で、個別の商品としてShopifyにインポートされます。以下の手順を実行できます。
- Quickbooksタグを使用してインポートした商品を絞り込み、並べ替えることができる。
- 商品を販売できる状態にする前に、商品情報を確認し、必要な変更を加える。商品ステータスを下書きからアクティブに個別に変更するか、一括編集を使用して一括で変更できる。
QuickBooks Desktop会計ソフトを使用している場合、QuickBooks DesktopアプリアカウントをShopify POSと統合させることもできます。詳細については、「QuickBooks Desktop会計ソフトをShopifyと統合させる」を参照してください。