お客様リストをインポートおよびエクスポートする
Shopifyで使用するお客様リストがある場合は、お客様CSVファイルに入力して、管理画面にインポートできます。お客様CSVテンプレートを使用して、新しいお客様リストを作成することもできます。 CSVファイルを開いて編集する方法について学びます。
お客様リストにすでに存在する複数のお客様プロフィールを編集する場合は、代わりに一括編集を使用する方が簡単です。
一括編集を使用すると、お客様プロフィールの名、姓、タグ、メールアドレス、メールマーケティングの承諾のフィールドとすべてのメタフィールドの値を編集できます。
お客様プロフィールで住所、電話番号、免税のステータスなどその他のフィールドを編集するには、お客様プロフィールを個別に編集するか、CSVファイルを使用します。
目次
お客様CSVテンプレート
お客様CSVテンプレートをダウンロードして表示し、これをガイドとして使用して、ストアにインポートする独自のお客様リストを作成できます。詳細については、「お客様CSVファイルの説明」を参照してください。
新しいお客様プロフィールを追加せずにお客様CSVテンプレートをインポートすると、2つのデフォルトのお客様プロフィールがストアに追加されます。
- Jane Doeは、メールアドレスと電話番号を持つお客様の例です。
- John Doeは、メールアドレスと配送先住所を持つお客様の例です。
お客様CSVファイルの説明
利用可能なCSV列とその説明の詳細については、次の表を確認してください。
メールマーケティングを承諾、SMSマーケティングを承諾、免税のフィールドでは、yes
または no
のみを入力できます。
列 | 説明 |
---|---|
First Name | お客様の名。 |
Last Name | お客様の姓。 |
お客様のメールアドレス。この列は必須ですが、値は空白にすることができます。 | |
Accepts Email Marketing | お客様がニュースレターなどのメールマーケティングの登録に同意するかどうかを設定します。有効な入力はyes かno です。 |
Default Address Company | 該当する場合、お客様のデフォルトの住所に関連付けられている会社の名前。 |
Default Address Address1 | お客様が登録したデフォルトの住所の1行目。 |
Default Address Address2 | 必要に応じて、お客様が登録したデフォルトの住所の2行目。 |
Default Address City | お客様のデフォルトの住所に関連付けられている市町区村。 |
Default Address Province Code | お客様のデフォルトの住所に関連付けられている都道府県または州のISOコード。 |
Default Address Country Code | お客様のデフォルトの住所に関連付けられている国のISOコード。 |
Default Address Zip | お客様が登録したデフォルトの住所の郵便番号。 |
Default Address Phone | お客様のデフォルトの住所に関連付けられている電話番号。 |
Phone | お客様の電話番号 |
Accepts SMS Marketing | ディスカウントオファーなどのSMSマーケティングに登録することにお客様が同意しているかどうかを設定します。有効な入力の値はyes またはno です。 |
Total Spent | お客様の支払い合計金額。この列は、お客様の詳細とともにインポートされません。 |
Total Orders | お客様の注文合計数。この列は、お客様の詳細とともにインポートされません。 |
Note | お客様に関する追加情報。 |
Tax Exempt | お客様が非課税かどうかを示します。有効な入力はyes かno です。 |
Tags | お客様をタグ付けするために使用されるタグをカンマで区切ったリスト (たとえば、タグ1、タグ2、タグ3 )。 タグでは大文字と小文字が区別されません。
|
お客様CSVに関する考慮事項
お客様CSVファイルに関して、以下の考慮事項を確認してください。
- お客様CSVの最初の行には、列ヘッダーを含める必要があります。お客様CSVテンプレートを使用して、CSVファイルを作成してください。
- [Email] 列は必須であり、存在している必要がありますが、値は空白にすることができます。この列が見つからない場合は、CSVファイルをインポートするときにエラーが表示されます。
- CSVファイルのヘッダーでは、大文字と小文字が区別されません。
- [Total Spent] 列および [Total Orders] 列は、お客様の詳細とともにインポートされません。
- 15MB以下のお客様CSVファイルのみインポートできます。この制限を回避するには、複数のCSVファイルを使用してお客様プロフィールをインポートします。
- 別のオンラインストアから、CSVを使用してお客様のパスワードを移行することはできません。お客様のパスワードの制限について詳しくはこちらをご覧ください。
- お客様CSVファイルに、特定の対応しているメタフィールドの列を追加できます。追加できるのは、管理画面に存在するメタフィールドの列のみです。メタフィールドの作成方法について詳しくはこちらをご覧ください。
- お客様CSVファイルを使用して注文情報をインポートすることはできません。お客様CSVと注文情報について詳しくはこちらをご覧ください。
お客様のパスワード
パスワードはShopifyの外部で暗号化されているため、別のオンラインストアから、CSVを使用してお客様のパスワードを移行することはできません。ストアにお客様をインポートした後、アカウントを登録するために新しいパスワードを作成するようお客様を招待する必要があります。Shopify App Storeで入手できるアプリを使用して、お客様に招待メッセージを一括送信し、新しいパスワードを作成してもらうことができます。
対応しているメタフィールド
特定のメタフィールドタイプのみ、お客様CSVファイルと互換性があります。お客様CSVを使用して、以下のメタフィールドタイプをインポートおよびエクスポートすることができます。
- ブーリアン (
boolean
) - 日付 (
date
) - 日時 (
date_time
) - 整数 (
number_integer
) - 小数値 (
number_decimal
) - 単一行のテキスト (
single_line_text_field
)
注文情報
- お客様CSVファイルを使用してインポートすることができるのは、お客様情報のみです。お客様CSVファイルを使用して注文情報をインポートすることはできません。
- お客様CSV上の [Total Spent] 列および [Total Orders] 列は、お客様のオンラインストアでの支払い金額および注文数を表しているため、編集できません。
- Shopifyでは、お客様があなたのオンラインストアで行った注文および支払いのみが追跡されます。他のShopifyストアやEコマースプラットフォームで行われた注文や支払われた金額に関するお客様データは、インポートすることができません。
お客様CSVを使用して既存のお客様プロフィールをインポートする
お客様プロフィールは、お客様CSVテンプレートに追加するか独自のCSVファイルを作成して、管理画面にインポートすることができます。 お客様プロフィールをインポートする際、CSVファイルはUTF-8フォーマットである必要があります。ほとんどのスプレッドシートアプリケーションでは、プログラムに応じて [名前を付けて保存] または [エクスポート] コマンドを使用してCSVファイルをUTF-8フォーマットで保存できます。 CSVファイルのフォーマットバージョンにアクセスするには、Googleスプレッドシートにインポートすることができます。
15MB以下のお客様CSVファイルのみインポートできます。この制限を回避するには、複数のCSVファイルを使用してお客様プロフィールをインポートします。
CSVファイルをインポートする場合、CSVからお客様にタグを付け、それらのタグに基づいてお客様セグメントを作成するオプションがあります。同じメールアドレスまたは電話番号を使用して既存のお客様を上書きすると、インポートタグを含むすべてのお客様データが置き換えられます。
手順:
管理画面から [顧客管理] に移動します。
[インポート] をクリックします。
[ファイルを追加] をクリックし、お客様CSVファイルを選択します。
任意:既存のお客様プロフィールを更新するには、[同じメールアドレスまたは電話番号を持つ既存の顧客情報を上書きする] にチェックを入れます。
任意:セグメントを作成してCSVリストのお客様にタグ付けするには、[このCSVのお客様にタグを追加し、これらのタグを使用してセグメントを作成する] にチェックを入れます。
[顧客情報をインポートする] をクリックします。
お客様のメタフィールドをインポートする
カスタムメタフィールドを使用してお客様に関する補足情報を保存する場合、お客様CSVを使用して、対応しているメタフィールドをインポートすることができます。
CSVを使用してお客様のメタフィールドをインポートする前に、以下の2つのステップを実行して、お客様のメタフィールドを作成する必要があります。
メタフィールドを作成した後、メタフィールド定義のcustomer.metafields.namespace.key
と一致する列をCSVファイルに追加します。たとえば、標準メタフィールドであるBirth date
をインポートする場合、お客様CSVの列タイトルはcustomer.metafields.facts.birth_date
である必要があります。
既存のお客様プロフィールをCSVファイルにエクスポートする
ストアのお客様とその詳細のCSVファイルをエクスポートできます。
エクスポートされたCSVファイルは、Excel、Numbers、Googleスプレッドシートのようなスプレッドシートアプリケーションで開くことや、Shopifyストアを外部サービスの顧客関係管理 (CRM) システムに接続するために使用することができます。エクスポートされるCSVファイルのサイズは15MBに制限されています。
50人以下のお客様をエクスポートする場合、CSVファイルはブラウザでダウンロードされます。50人を超えるお客様をエクスポートすると、CSVファイルがメールで送信されます。ストアオーナーではない場合は、そのファイルはストアオーナーのメールアドレスにも送信されます。
手順:
管理画面から [顧客管理] に移動します。
[エクスポート] をクリックします。
-
以下のいずれかのエクスポートオプションを選択します。
- [現在のページ] ストアの管理画面で表示されているお客様をエクスポートします。
- [すべてのお客様] ストアのすべてのお客様をエクスポートします。
- [選択したお客様] 選択したお客様をエクスポートします。
- [絞り込みに一致する顧客は#件です] お客様セグメントをエクスポートします。
-
任意:エクスポートに、お客様に関するタグまたは対応しているメタフィールドを追加する場合、[フィールドに記載されている内容] セクションで、以下のいずれかの操作を実行します。
- [お客様タグ] にチェックを入れて、タグをエクスポートに追加する。
- [お客様のメタフィールド] にチェックを入れて、対応しているメタフィールドをエクスポートに追加する。
-
次のいずれかの操作を実行します。
- スプレッドシートプログラムを使用してお客様CSVファイルを表示および編集するには、[Excel、Numbersなどのスプレッドシートプログラム用のCSV] を選択します。
- プレーンテキストエディタを使用してお客様CSVファイルを表示および編集するには、[プレーンCSVファイル] を選択します。
[顧客情報をエクスポートする] をクリックします。
テキストエディタを使用してcustomerのCSVファイルを編集する
スプレッドシートプログラムをお持ちでない場合は、テキストエディタを使用してCSVファイルを編集できます。
ほとんどのコンピューターでは、テキストエディタを用いてCSVファイルを開くことができます。Visual Studio CodeやSubmit Textなどのプログラムを用いて、CSVファイルを編集したりデバッグしたりすることも可能です。
テキストエディタを用いてCSVファイルのフォーマットを行う場合は、以下の留意事項を確認してください。
- 列ヘッダー (
First Name,Last Name,Email,Company,Address1
など) はカンマで区切る必要があります。 - タグを列記する場合、
"tag1,tag2,tag3"
のように引用符で囲む必要があります。 - タグでは大文字と小文字が区別されません。
- 異なるレコードは改行で区切る必要があります。
Gmailから連絡先をインポートする
Gmailの連絡先をCSVファイルにエクスポートして、お客様としてShopifyストアにインポートできます。Gmailの連絡先をエクスポートする前に、Shopifyストアにインポートしない連絡先を確認して削除します。admin@、support@、info@で始まるメールなどの役割ベースのメールアドレスを削除し、メールメッセージの未配信の原因となる誤字がないかどうか確認してください。