CSVファイルによる在庫のエクスポートまたはインポート

ロケーションの在庫数量が含まれる在庫CSVファイルをエクスポートできます。エクスポートしたCSVファイルをテンプレートとして使用して、在庫数量を更新することができます。在庫数量を更新した後、CSVファイルをインポートして、各ロケーションにおける各商品の在庫数量を使用して管理画面を更新できます。

在庫をエクスポートする

在庫CSVファイルをエクスポートして、そのロケーションまたは指定したロケーションの固有識別商品や商品バリエーションが含まれるテンプレートを作成したり、他のシステムやプロセスで使用するために在庫数量をエクスポートしたりすることができます。

複数のロケーションがある場合、すべてのロケーションのデータをエクスポートするか、特定のロケーション1か所のデータをエクスポートするか指定できます。

手順:

  1. 管理画面から、商品管理>在庫に移動します。

  2. [エクスポート] をクリックします。

  3. 複数のロケーションがある場合は、在庫のエクスポートを行うロケーションを選択します。 すべてのロケーションから在庫をエクスポートするには、[すべてのロケーション] を選択します。

  4. [数量タイプ] セクションで、以下のいずれかの数量を選択します。

    • [利用可能な数量のみ]:このオプションを使用して、ロケーション名の下にAvailableの数量を含むCSVファイルのみをエクスポートします。[利用可能な数量のみ] を使用して編集済みのCSVファイルをインポートする場合、Availableの値のみを変更できます。
    • [すべての数量タイプ]:このオプションを使用して、Available列、Unavailable列、Committed列、On hand、およびIncoming列のみを含むCSVファイルをエクスポートします。このファイルを編集して管理画面にインポートする場合、On handの値のみを編集します。Availableの在庫は、インポートされたOn handの値に基づいて計算されます。
  5. [エクスポート]セクションから、以下のいずれかのバリエーションを選択します。

    • [現在のページ]:このオプションを使用して、現在のページのすべてのバリエーションをエクスポートします。
    • [すべてのバリエーション]:このオプションを使用して、すべてのバリエーションをエクスポートします。
    • [選択済みのバリエーション]:このオプションを使用して、ページ上で選択したバリエーションをエクスポートします (選択したバリエーションがある場合)。
  6. [エクスポートの種類] セクションで、以下のいずれかのCSVタイプを選択します。

    • Excel、Numbersなどのスプレッドシート用のCSV
    • プレーンCSVファイル
  7. [バリエーションをエクスポートする] をクリックします。

在庫エクスポートCSVの例

選択した数量タイプに基づいてCSVがどのように表示されるのか、以下の例をご確認ください。

Only Available quantitiesが選択されている場合

ロケーション名はヘッダー行に表示され、その下の行に数量が表示されます。

表の例 (在庫エクスポートCSVに必要な「数量タイプ」として「利用可能な数量のみ」を選択している場合に表示される列を示す)。
ハンドル Title ... オタワ ニューヨーク州
strbry-jam イチゴジャム ... 10 50
rspbry-jam ラズベリージャム ... 25 35

All quantity typesが選択されている場合

ロケーションがヘッダーとなり、それぞれのロケーション名はその下の行に表示されます。在庫CSVのこのバージョンには、入荷数量、販売不可、確定済み、販売可能、および在庫数量の列もあります。

表の例 (在庫エクスポートCSVに必要な「数量タイプ」として「すべての数量タイプ」を選択している場合に表示される列を示す)。
ハンドル Title ... Location 入荷中 利用できません 確定済み 販売可能 手持ち
strbry-jam イチゴジャム ... オタワ 20 3 5 10 18
strbry-jam イチゴジャム ... ニューヨーク州 0 1 10 50 61
rspbry-jam ラズベリージャム ... オタワ 15 0 3 25 28
rspbry-jam ラズベリージャム ... ニューヨーク州 0 5 6 35 46

在庫数量を更新する

CSVファイルをエクスポートしてテンプレートを取得した後、ファイルの在庫数量を更新する必要があります。

CSVファイルには、商品の識別に役立つ複数の列が、在庫のCSVファイル形式で記載されています。複数のロケーションを使用するようにストアを変換する場合、ロケーションの列のみを編集してください。

手順:

  1. エクスポートされたCSVファイルをスプレッドシートプログラムで開きます。
  2. 在庫数量を更新します。

    • [利用可能な数量のみ] のCSVファイルオプションをエクスポートした場合、ロケーション名の下にあるAvailableの数量を更新します。
    • [すべての数量タイプ] のCSVファイルオプションをエクスポートした場合、On handの数量を更新します。
  3. 各行には、正数、負数、0の数値のみ入力可能です。1.5のように小数を含めることはできません。また「not stocked」と入力することにより、その商品の在庫がそのロケーションにないこと表示できます。

  4. CSVファイルを保存します。

在庫をインポートする

在庫をインポートする前に、正しいファイル形式でCSVファイルが作成されていることを確認してください。

在庫のエクスポート時に [利用可能な数量のみ] を選択した場合、エクスポートしたCSVファイルで更新および上書きを行えるのは、Availableの在庫数量のみです。

在庫のエクスポート時に [すべての数量タイプ] を選択した場合、エクスポートしたCSVファイルで更新および上書きを行えるのは、管理画面にファイルをインポートし直したときのOn handの在庫数量のみです。他の在庫状況の数量が上書きされることはありません。Availableの数量は、新しいOn handの数量に基づいて計算されます。

在庫数量をインポートすると、在庫データが上書きされます。一般的な進行中の販売や手動変更などの他の在庫調整が行われていない場合にのみ、在庫をインポートしてください。

手順:

  1. 管理画面から、商品管理>在庫に移動します。

  2. [インポート] をクリックします。

  3. [ファイルを追加] をクリックし、CSVファイルを選択します。

  4. [ファイルをアップロード] をクリックします。

  5. インポートする内容を確認し [インポートを開始] をクリックします。

在庫CSVファイル形式

在庫CSVファイルには、あなたのロケーションや指定したロケーションの商品や商品バリエーション、在庫数量を固有に識別する情報が含まれています。在庫CSVファイルのサンプルをダウンロードして表示し、テンプレートとして使用できます。Shopifyで使用する他のCSVファイルと似ていますが、列が異なります。

在庫量をインポートする場合は、次の列を持つCSVファイルを作成する必要があります。

  • Handle - ハンドルは各商品固有の名前です。文字、ダッシュ記号、数字は使用できますがスペースは使用できません。ハンドル名は各商品のURLで使用されます。
  • Title タイトル列はオプションです。それを含めると、値を空白のままにすることができます。
  • Option1 Name 商品にオプションがある場合は、その名前を入力します。例えば、Color。商品にオプションがない場合は、Titleに設定する必要があります。
  • Option1 Value - 商品にオプションがある場合は、その値を入力します。例えば、Black。オプションがない商品の場合は、Default Titleに設定する必要があります。
  • Option2 Name - 商品にオプションがある場合は、その値を入力します。空白のままにすることが可能です。
  • Option2 Value - 商品にオプションがある場合は、その値を入力します。空白のままにすることが可能です。
  • Option3 Name - 商品にオプションがある場合は、その値を入力します。空白のままにすることが可能です。
  • Option3 Value - 商品にオプションがある場合は、その値を入力します。空白のままにすることが可能です。
  • SKU - 最小管理単位 (SKU) は、在庫を追跡して販売をレポートするために社内で使用できるコードです。正確な在庫の追跡とレポート作成のためには、追加するSKUが重複してはいけません。SKU列は任意です。SKU列を含めた場合、値を空白のままにすることができます。
  • HS Code - HSコード (統計品目番号) 列は、海外のお客様向けに関税や税金を見積もる際に使用されます。この列はオプションです。これを含めた場合、値を空白のままにすることができます。
  • COO - COO (配送元の国または地域) の列は海外のお客様の関税金額と税金を見積もるために使用します。入力できる値は、ISO 3166-1 alpha-2の国コードです。この列はオプションです。この列を含める場合、値を空白のままにすることができます。
  • Location - 各ロケーションの名前。ロケーション行では大文字と小文字が区別され、ロケーションのいずれかの名前でなければなりません。各ロケーションの在庫は、対応するロケーション行に表示されます。バリエーションごとに、在庫を更新するすべてのロケーション行を含めます。その他のロケーション行は削除します。
  • Incoming - ロケーションに移動中の在庫。[入荷中] 在庫は、受け取りが完了するまで販売できません。
  • Unavailable - 販売不可の在庫とは、販売できない、または注文が確定した在庫のことです。販売することはできません。
  • Committed - 発注されているが、未発送の個数。
  • Available - 販売できる在庫。[販売可能] 在庫は、注文を受けて販売が確定済みではないか、下書き注文用に予約されていません。
  • On hand - ロケーションにある個数。[手持ち] 在庫とは、[確定済み][販売不可][販売可能] の各在庫の合計です。在庫の値は、正数、負数、0でのみ入力可能です。1.5のように小数を含めることはできません。また「not stocked」と入力することにより、その商品の在庫がそのロケーションにないこと表示できます。

バリエーションを特有のものとして識別するには、HandleOption1 ValueOption2 Value、またOption3 Value列の値を指定します。

在庫CSVファイルは正しい形式で、.csvのファイルの拡張子が付いている必要があります。

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