行動レポート

行動レポートを使用すると、お客様の購買行動を理解するのに役立ちます。また、[オンラインストアカート分析] レポートも利用できます。これらのレポートを利用すると、ビジネスに役立つ以下のアクティビティに関するインサイトを取得できます。

  • オンラインおよびオフライン商品のより優れたマーケティング
  • 最高のターゲットオーディエンスにアップセルする
  • プロモーション用価格と商品バンドルを作成する
  • 平均注文金額を増やす。

たとえば、オンラインストアに検索バーを持つテーマがある場合、訪問者が [上位オンラインストア検索] レポートでストアの商品を検索するために使用している用語を確認できます。[結果の得られない上位オンラインストア検索] では、結果が得られない検索語句も確認できます。

行動レポートのデータを使用して、お客様が探しているものを見つけることができるようにストアを整理して売上を増やし、またそのプロセスデータを使用して追加購入を促せます。

行動レポートを表示する

手順:

デスクトップ
  1. 管理画面から、[ストア分析] > [レポート] の順に移動します。

  2. [カテゴリー] をクリックします。

  3. [行動] をクリックしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。

iPhone
  1. Shopifyアプリ[...] ボタンをタップし、[ストア分析] をタップします。
  2. [レポート] をタップします。
  3. [カテゴリー] をタップします。
  4. [行動] をタップしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。
Android
  1. Shopifyアプリ[...] ボタンをタップし、[ストア分析] をタップします。
  2. [レポート] をタップします。
  3. [カテゴリー] をタップします。
  4. [行動] をタップしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。

時間の経過によるオンラインストアのコンバージョン

[時間の経過によるオンラインストアのコンバージョン] レポートには、選択した期間内に購入したオンラインストアの訪問者の割合が表示されます。

次の列は、時間の経過によるオンラインストアのコンバージョンレポート内にあります。

お客様の購入行動を時間の経過によって詳細に示す指標。
説明
期間のグループ化 日、週、月など、選択した期間のグループ化。
セッション オンラインストアの合計セッション数を表示します。
カートに追加済み お客様がカートに商品を追加したセッションの合計数。
チェックアウトに到達済み チェックアウト中にユーザー入力 (キーの押し下げやマウスのクリックなど) があったセッションの合計数。
コンバージョンに結びついたセッション お客様が商品を購入したセッションの合計数。
コンバージョン率 購入につながったセッションの割合。

この情報は、ストアがどの程度セッションを売上に変換しているかを理解するのに役立ちます。

このレポートを開く際に、データを最新にするまでに数秒の誤差があります。レポートを再度開いたり更新したりして、より新しいデータを追加できます。

このレポートでは、異なる日付範囲のデータを比較することができます。

日次レポートは、最初に処理されて公開された後、48時間以内に更新される場合があります。これは、トラフィックデータが1分以内で計算されるため、不要なボットトラフィックがデータに入ってしまうことがあるためです。このようなトラフィックを識別するためのテストが実行され、完了するまでに最大48時間かかる場合があります。これらのテストで不要なトラフィックが検出された場合、不要なデータはレポートから削除されます。

例: ビジネス上の意思決定をするためにオンラインストアのコンバージョンレポートを使用する

Sarahはスポーツ用品店を経営しています。多くの人が彼女のオンラインストアを訪問していますが、まだ多くの売上を得ていません。

彼女のストアの管理画面で、[ストア分析] > [レポート] をクリックします。行動カードの、レポートの見出しの下で、[時間の経過によるオンラインストアのコンバージョン] をクリックします。[グループ化する] のドロップダウンメニューをクリックし、コンバージョン率レポートを別でグループ化します。

Sarahは、先月のオンラインストアのコンバージョン率が5%だったことを知りますが、つまりその月に彼女のオンラインストアを訪問した人で商品を購入したのは5%にとどまったことを意味しています。次の月に、Sarahはコレクションを再編成し、新規クーポンコードを公開して、時間の経過による[オンラインストアのコンバージョン] レポートを使って進捗状況を監視し、コンバージョン率が変化するかどうかを確認します。

ウェブパフォーマンス

オンラインストアのウェブパフォーマンスを最適化することにより、お客様のショッピング体験を改善し、ストアを見つけやすくし、コンバージョンを増やすことができます。ウェブパフォーマンスレポートを表示することで、業界基準や同様の他のShopifyストアとあなたのストアのパフォーマンスを比較することができます。

このレポートについて、詳しくは「ウェブパフォーマンスのダッシュボードとレポート」を参照してください。

時間の経過に伴うおすすめ商品のコンバージョン

オンラインストアの商品ページでShopifyのおすすめ商品を表示するように設定すると、時間の経過に伴うおすすめ商品のコンバージョンレポートが表示されます。これにより、選択した期間に表示されたおすすめ商品の効果性が分かります。この情報は、ストアでおすすめ商品がどの程度実際の販売にまでコンバージョンしているかを把握するために役立ちます。

次の列は、時間の経過に伴うおすすめ商品のコンバージョンレポート内にあります。

売上を得るうえでのおすすめ商品の効果。
説明
お客様とのやり取りが行われた日付です。
セッション 商品ページのおすすめ商品をお客様が見たセッション数です。
クリックが行われたセッション おすすめ商品をクリック後、商品ページをお客様が見たセッション数です。
カートに商品が追加されたセッション セッション内でおすすめ商品をクリックした後、お客様がおすすめ商品をカートに追加したセッション数です。
購入が行われたセッション お客様がセッション内でおすすめ商品をクリックし、その商品をカートに追加して商品を購入したセッション数です。
クリック率 おすすめ商品のクリックにつながったおすすめ商品のセッションの割合です。
カートへの商品追加率 カートへのおすすめ商品の追加につながったおすすめ商品のセッションの割合です。
購入率 おすすめ商品の購入につながったおすすめ商品のセッションの割合です。

データはファネルに類似したものです。セッション数は常にクリック数以上で、クリック数は常にカートへの追加数以上であり、カートへの追加数は常に購入数以上になります。

このレポートには、購入ボタンや外部アプリを使用してカートに追加された商品や購入された商品のデータは含まれていません。

データを日、週、月ごとにグループ化できます。異なる日付範囲のデータを比較することもできます。

このレポートには、過去24時間にストアで表示されたおすすめに起因するエンゲージメント結果がすべて表示されない場合があります。これはおすすめの追跡方法が原因です。

おすすめ商品のクリック率が低い上位商品

[おすすめ商品のクリック率が低い上位商品] レポートには、過去30日間の売れ筋商品のうち、クリック率が平均を下回っているおすすめの商品が表示されます。

おすすめ商品のクリック数が平均を下回るベストセラーの商品。
説明
商品名 商品のタイトル
商品タイプ 商品のタイプ。
おすすめ商品のクリック率 おすすめ商品のクリックにつながったおすすめ商品のセッションの割合です。
平均的なクリック率との差異 おすすめのクリック率と平均クリック率の差分です。

このレポートの情報は、表示されているおすすめ商品の平均クリック率を下回る、お客様が最も表示している商品を理解するのに役立ちます。Search and Discoveryアプリを利用して、これらの商品のおすすめをカスタマイズすることを検討できます。

レポートには過去30日間のデータが含まれており、毎日変更されます。おすすめの追跡方法が原因で、このレポートには過去24時間にストアで表示されたデータが含まれない場合があります。

上位オンラインストア検索

[上位オンラインストア検索] レポートには、お客様がオンラインストア内の商品を検索する際に使用した検索語の内訳が表示されます。

オンラインストアで最も人気のある検索ワード。
説明
検索ワード お客様がストアの検索に使用した検索ワードです。
検索数 その検索ワードでお客様がストアを検索したセッション数です。

この情報は、お客様がストアで何かを探しているときにどんな検索ワードを使って検索しているかを理解するのに役立ちます。お客様が探している商品をすばやく見つけることができるように、商品名と説明を調整するかどうかを検討できます。

検索の追跡方法により、このレポートは過去12時間のストアのすべての検索結果を表示しないことがあります。

クリックが行われなかった上位オンラインストア検索

[クリックが行われなかった上位オンラインストア検索] レポートには、ストアを検索したお客様がクリックをしなかった検索ワードの一覧が表示されます。

[クリックが行われなかった上位オンラインストア検索] レポートには、以下の列が含まれます。

オンラインストア内で検索されたが、結果がクリックされなかった検索ワード。
説明
検索ワード お客様がストアの検索に使用した検索ワードです。
検索数 その検索ワードでお客様がストアを検索したセッション数です。

この情報から、お客様がどんな検索ワードでストアを検索したときに、検索結果をクリックしなかったかが分かります。お客様が探しているものをすばやく見つけることができるように、商品名と説明を調整するかどうかを検討できます。Search & Discoveryアプリ内のストアの検索結果をカスタマイズすることもできます。

検索の追跡方法により、このレポートは過去12時間のストアのすべての検索結果を表示しないことがあります。

レポートには、2022年9月2日以降のデータが含まれています。

結果の得られない上位オンラインストア検索

[検索結果を得られない上位オンラインストア検索] レポートには、お客様がストア内の検索結果を得られない商品を検索する際に使用した検索語の内訳が表示されます。

[結果の得られない上位オンラインストア検索] レポートには、以下の列が含まれます。

オンラインストア内で結果が表示されなかった検索ワード。
説明
検索ワード お客様がストアの検索に使用した検索ワードです。
検索数 その検索ワードでお客様がストアを検索したセッション数です。

この情報は、お客様がストアで何かを探しているときに使用している特定の検索ワードを理解するのに役立ちます。お客様が探している商品をすばやく見つけることができるように、商品名と説明を調整するかどうかを検討できます。Search & Discoveryアプリ内のストアの検索結果をカスタマイズすることもできます。

検索の追跡方法により、このレポートは過去12時間のストアのすべての検索結果を表示しないことがあります。

検索コンバージョン (時間経過)

Shopifyのストアフロント検索を使用している場合、[検索コンバージョン (時間経過)] レポートを見ると、選択された期間内でストアフロント検索がどれほど効果的かが分かります。この情報から、ストアで検索から販売へのコンバージョンがどれだけ効果的に行われているかを理解できます。

[検索コンバージョン (時間経過)] レポートには、以下の列が含まれます。

ストアフロント検索からのコンバージョンを時間経過で追跡。
説明
お客様とのやり取りが行われた日付です。
セッション お客様が検索を行ったセッション数です。
クリックが行われたセッション お客様が検索結果に表示された商品をクリックして、その商品の商品ページを閲覧することを1セッションとしたセッション数です。
カートに商品が追加されたセッション 1回のセッションにおいて、お客様が検索結果に表示された商品をクリックして、その商品をカートに追加することを1セッションとしたセッション数です。
購入が行われたセッション セッション内でお客様が検索結果に表示された商品をクリックしてカートに追加した後、検索結果内の商品を購入したセッション数です。
クリック率 商品を見るためのクリックにつながった検索セッションの割合です。
カートへの商品追加率 カートへの商品の追加につながった検索セッションの割合です。
購入率 購入へのコンバージョンが発生した検索セッションの割合です。

データはファネルに類似したものです。セッション数はクリック数以上で、クリック数は常にカートへの追加数以上であり、カートへの追加数は常に購入数以上になります。

データを日、週、月ごとにグループ化できます。異なる日付範囲のデータを比較することもできます。

このレポートには、購入ボタンや外部アプリを使用してカートに追加された商品や購入された商品のデータは含まれていません。

検索の追跡方法により、このレポートは過去12時間のストアのすべての検索結果を表示しないことがあります。

ランディングページ別のセッション

[ランディングページ別のセッション] レポートには、ストアユーザーのどのページセッションが開始されているかが表示されます。

[ストア分析] ページからこの内訳を確認できます。

このレポートを開く際に、データを最新にするまでに数秒の誤差があります。レポートを再度開いたり更新したりして、より新しいデータを追加できます。

デバイス別セッション

[デバイス別セッション] レポートには、ウェブサイトへのアクセスに使用されるデバイスの種類が表示されます。

[ストア分析] ページからこの内訳を確認できます。

このレポートを開く際に、データを最新にするまでに数秒の誤差があります。レポートを再度開いたり更新したりして、より新しいデータを追加できます。

オンラインストアカート分析

[オンラインストアカート分析] レポートには、お客様が過去30日間に同じカートに追加した商品のペアが示されるので、お客様の購買行動を理解するのに役立ちます。このレポートの情報は、含まれているデータに基づいてマーケティング戦略を立てるためのガイドとして使用できます。

手順:

デスクトップ
  1. 管理画面から、[ストア分析] へ移動し、[レポート] に移動します。
  2. [カテゴリー] をクリックします。
  3. [行動] をクリックしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。
  4. [オンラインストアカート分析] をクリックします。
iPhone
  1. Shopifyアプリ[...] ボタンをタップし、[ストア分析] をタップします。
  2. [レポート] をタップします。
  3. [カテゴリー] をタップします。
  4. [行動] をタップしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。
  5. [オンラインストアカート分析] をタップします。
Android
  1. Shopifyアプリ[...] ボタンをタップし、[ストア分析] をタップします。
  2. [レポート] をタップします。
  3. [カテゴリー] をタップします。
  4. [行動] をタップしてレポートを絞り込み、行動レポートのみを表示します。
  5. [オンラインストアカート分析] をタップします。

レポートには、最大10の商品のペアが表示されます。

このレポート生成方法により、ストア分析に過去24時間のストアのすべてのアクティビティが反映されないことがあります。

マーケティングテクニック

ミルクは通常、食料品店の後側にあり、シリアルから遠く離れているのがなぜか分かりましたか?

ミルクはシリアルに近い冷蔵庫に移すこともシリアルをミルクに近づけることもできますが、これらは意図的に離れた場所に置かれています。

ミルクはすぐに腐敗するので、食料品店のほとんどの人はミルクを頻繁に購入する必要があります。マーケティング担当者はミルクをストアの後部に配置するので、買い物客は他の多くの商品を通り過ぎてそれを手に入れます。心理学とマーケティングの研究では、買い物客がシリアルと牛乳の間を移動する間に他の商品ブランドを認識し、カートに追加することが示されています。多くの場合、その商品は買い物客が欲しいと思うことさえなかったものです。

マーケティング担当者は、シリアルを購入するとミルクも必要だと確信しているので、シリアルは入り口の近くに配置されます。それでストアの後部からミルクを手に入れなければならず、その途中で他のすべての商品を通り過ぎることになります。あなたがミルクを購入するためにストアに行った場合、それとともにシリアルが欲しいという保証はありません。このためミルクはストアの後部に、シリアルは正面に置かれ、それ以外の場所には置かれません。

あなたのビジネスがどの業界かに関わらず、このタイプのマーケティングテクニックをShopifyストアに適用できます。

以下の例では商品Aは列を追加した買い物客の下の商品を参照し、商品B...さらに追加された列の下の商品を参照して、オンラインストアカート分析レポートの商品関係を解説します。

価格ディスカウントとマークアップ

買い物客が商品Aを追加した後カートに商品Bを追加する可能性があるという概念に基づいて、商品Aをディスカウントして商品Bの価格を上げることができます。そのディスカウントは、商品Aがカートに追加される頻度を上げ、また商品Bが追加される頻度に影響を与えます。

Shopifyで価格をディスカウントする方法がいくつかあります。

ウェブサイト広告

バナー広告とおすすめ商品を使用して、ウェブサイトで商品を広告できます。

多くのShopifyテーマには、ホームページに組み込まれているスライドショーのバナーがあります。バナーはストアでよく目に付く部分なので、お客様がクリックしてその商品に直接進めるバナー広告を配置できます。この方法に精通していない場合は、デザイナーあるいはShopifyパートナーと連携して広告を作成し、ホームページのスライドショーにアップロードすることができます。

また、現在表示されている商品に基づいてお客様に関連商品を提案するために、おすすめ商品を使用することもできます。

メールキャンペーン

チェックアウト中にお客様のメールを収集し、メールマーケティングキャンペーンを実行できます。

メールを送信するお客様のリストが長い場合は、Shopify App Storeでメールアプリを探して、管理画面のお客様ページからデータを取得するメーリングリストを作成することができます。

ストアの商品のロケーション

ミルクとシリアルの例では、食料品店は、商品A商品Bから物理的に離すことによって売上を増やそうとします。商品間の関係が十分でないと、お客様は商品Bを見つけられずあきらめてしまい、物理的に離すことは販売にとって有害となります。

複数の商品を近くに置くと、ミルクやシリアルの例の商品関係と同じ利点は得られませんが、お客様が探しているものを簡単に見つけることができます。

お客様は、実店舗と同じ方法によってオンラインで商品を検索しない可能性があるので、オンラインストアでの商品の配置方法を検討してください。商品を離す場合は、お客様が探している商品をストアで検索できることを確認してください。

ストアで商品の配置を変更するためのさまざまな方法があります。

物流

オンラインストアカート分析レポートの商品関係を使用すると、在庫の保管方法を計画するのに役立ちます。たとえば、倉庫内で商品B商品Aの近くに保管できます。

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