カナダにおけるShopifyペイメントの要件
カナダでShopifyペイメントを使用するには、個人情報に関する要件を理解する必要があります。これらの要件は、規制を遵守し、金融犯罪を防止するために設けられています。この記事では、個人情報を収集する目的、受け入れられる書類の種類、書類が必要な基準を満たしていることを確認するためのガイダンスについて説明します。
カナダでShopifyペイメントを使用するための要件の概要
カナダでShopifyペイメントを使用する前に、以下の要件を満たしていることを確認する必要があります。
- 対象となるビジネスの種類:特定の種類のビジネスとサービスでは、Shopifyペイメントを利用できません。ビジネスが対象となっているかを判断するには、Shopifyペイメントの利用規約 (TOS) に記載されている、カナダで禁止されているビジネスの種類の一覧を参照してください。
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銀行口座に関する要件:銀行口座は、Shopifyペイメントと紐付けする前に以下の要件を満たしている必要があります。
- 銀行口座はカナダにある銀行の当座預金口座です。
- 支払い通貨がカナダドルの場合、銀行口座はカナダドル建てである必要があります。
- 支払い通貨が米ドルの場合、銀行口座は米ドル建てで、カナダまたはアメリカの金融機関を使用している必要があります。
- 銀行口座はACH送金に対応しています。
個人情報に関する要件:規制要件を遵守し、金融犯罪を防止するために、ストアオーナー、ストアオーナーのビジネスに関する情報を提供する必要があります。これには、Shopifyペイメントのアカウントを作成する個人、関連するビジネス、ビジネスを所有または管理する個人についての詳細情報が含まれます。書類の内容が、明確で正しく、最新の内容であり、誤りやタイプミスがないことを確認してください。
個人情報を収集する目的
個人情報の収集は、Shopifyペイメントを使用しているマーチャントを特定し、規制要件を遵守するために必要です。これは、マネーロンダリング、テロ資金調達、その他の金融犯罪の防止に役立ちます。規制の変化に伴い、Shopifyとそのパートナーは、コンプライアンス遵守ために追加情報を要求することがあります。これらの審査は、Shopifyペイメントのアカウントが存続する期間中、いつでも実施される場合があります。
必要な情報
Shopifyが収集しなければならない個人情報は国によって異なります。カナダの場合、通常、以下に関する詳細が必要です。
- Shopifyペイメントアカウントを作成している個人。
- Shopifyペイメントアカウントに関連付けられているビジネス。
- 最終的にビジネスを所有または管理する個人 (法的署名権限を持つビジネス所有者または上級役員を含む)
提出可能な書類の種類
確認プロセスに協力するために、個人情報を確認するための特定書類と、場合によってはビジネスの情報を提供する必要があります。カナダでは、個人およびビジネスに関する、以下の種類の書類が受け付けられます。
身元証明としてのドキュメント
- パスポート:提出可能な場合、推奨される身元証明書類です。
- 運転免許証:表面と裏面をスキャンしてください
- 永住者カード
- 州または準州の写真付きIDカード:表面と裏面をスキャンしてください
- インディアンステータスカードの証明書
住所証明書類
- 運転免許証:表面と裏面をスキャンしてください
- 州または準州の写真付きIDカード:表面と裏面をスキャンしてください
- 銀行取引明細書
- 公共料金レシート
- 投資口座明細書
- 固定資産税明細書
- 保険書類
会社/法人証明としてのドキュメント
すべての種類の法人は、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- 会社概要レポート
- 会社のアクティブステータスの証明書
- 監査事務所が署名した、発行済み年次報告書
- 地方自治体、州、準州、または連邦政府からの評価の手紙または通知
パートナーシップの場合は、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- パートナーシップ契約
- パートナーシップの登録
- 通常定款
- 営業許可証
非営利団体の場合は、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- 通常定款
- 営業許可証
- 組織レベルの承認を裏付ける、署名済み決議
登録済みの慈善団体の場合は、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- カナダ歳入庁が発行した慈善事業登録通知
- 慈善団体情報申告書 (Form T3010)
- 登録済み慈善団体基本情報申告書
- 公式の寄付領収書
- カナダ歳入庁が登録状況を確認して発行した書類
関係書類
取締役の確認のため、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- 会社概要レポート:推奨される書類形式です
- 会社のアクティブステータスの証明書
- 監査事務所が署名した、発行済み年次報告書:12か月以内の日付のもの
- 地方自治体、州、準州、または連邦政府からの評価の手紙または通知
非営利団体の理事の確認には、以下の種類の書類を提出するよう求められる場合があります。
- 通常定款
- 組織レベルの承認を裏付ける、署名済み決議
- 営業許可証
書類のコンプライアンス遵守
書類を提出する場合は、その書類が必要な基準を満たしていることを確認することが重要です。コンプライアンス遵守ために、以下のガイドラインに従ってください。
- 正確性と有効性:書類の情報が正確で有効であることを確認します。
- 明確性と可読性:書類の内容が明確であり、文字の大きさも十分で読みやすいことを確認します。
- 完全性:必要な詳細がすべて記載されていて、すべての情報が読み取れることを確認します。書類がトリミングされている場合は、すべての重要な情報が枠内に表示されていることを確認します。
- 一貫性:書類に記載されている情報が、アカウント設定手続きで提供した情報と一致していることを確認します。
- 最新性:できるだけ最新のデータが記載された、最新の内容の書類であることを確認します。
- 誤りがないこと:書類に誤りやタイプミスがないか、ダブルチェックします。
- コピーを避けること:可能な限り、書類のスキャンやコピーではなく、元の写真を提出します。デジタル化された書類の場合、変更されていない元のPDFを提出します。
税務申告
マーチャントは、税務申告義務を含む、適用されるすべての規制を遵守する必要があります。管轄地によっては、Shopifyペイメントがマーチャントの売上を地方税務当局に申告するよう求められる場合もあります。