アメリカの税金を管理する
税の設定を行った後、登録、優先適用、顧客の免税などを含む税金の設定を管理することができます。
登録されている地域を管理する
登録番号またはアカウント番号は、いつでも追加、削除または変更できます。
手順:
- 管理画面から、[設定] > [税金と関税] に移動します。
- [物品税の徴収を管理する] セクションで [アメリカ] を選択します。
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[物品税を徴収する地域] セクションで、次のいずれかの操作を行います。
- 新しい税務登録を設定するには、[物品税を徴収する] をクリックします。
- 既存の税務登録を編集するには、編集する地域の横にある...ボタンをクリックします。
地域と口座番号を更新してください。
[物品税を徴収する] をクリックします。
税金を優先適用する
デフォルトの税率が特定の商品に適用されない場合があります。たとえば、子供服の種類によっては、免税になるかもしれませんし、税率が低くなるかもしれません。デフォルトの料金が適用されない場合は、優先適用を作成する必要があります。
商品に適用する税の優先適用を作成する
商品カテゴリーを使用するデフォルトの税法規が適用されない場合は、商品に対して税の優先適用を作成できます。商品に対する税の優先適用を作成するには、2段階のプロセスがあります。まず、異なる税率が適用される商品を含むコレクションを作成します。次に、優先適用を利用する地域と使用する税率を指定します。
コレクションの詳細については、「コレクション」を参照してください。
手順:
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コレクションを作成する
- 管理画面から、[商品] > [コレクション] に移動します。
- [コレクションを作成する] をクリックし、コレクションの名前を入力します。
- コレクションタイプで、[手動] を選択します
- [コレクションを保存] をクリックします。
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優先適用を作成する
- [設定] > [税金と関税] に移動します。
- [物品税の徴収を管理する] セクションで [アメリカ] を選択します。
- [税率と免税] セクションで、[商品の優先適用を追加する] をクリックします。
- コレクションを選択してください。
- 優先適用が適用される地域を選択します。
- その地域でのコレクションの税率を入力してください。
- [保存] をクリック
商品カテゴリー
商品カテゴリーは、商品または商品のコレクションに割り当てられるラベルです。アメリカのお客様に販売するマーチャントの場合、商品カテゴリーは、お客様が特定の商品を購入する際に発生する税務上の義務と免税を示します。
商品カテゴリーを使用すると、アメリカにおける税の計算をより正確に行い、税の優先適用を行う必要回数を減らすことができます。商品カテゴリーは、事前定義済みの標準化されたリストであるShopifyの標準商品分類から選択されます。詳細については、「商品カテゴリー」を参照してください。
優先適用が設定されている商品に商品カテゴリーを設定しても、商品カテゴリーに基づく税の計算よりも、優先適用に基づく税の計算が優先されます。商品カテゴリーと相反する商品の税の優先適用については、削除を検討してください。ただし、商品カテゴリーに基づく計算では準拠できない税法規がある場合は、商品の税の優先適用を維持してください。
配送税の優先適用を作成する
配送手数料の税金も優先適用することができます。これは、あなたの [税金と関税] ページに税務ポリシーが記載されているかどうかにかかわらず有効となります。
手順
- [設定] > [税金と関税] に移動します。
- [物品税の徴収を管理する] セクションで [アメリカ] を選択します。
- [税率と免税] セクションで、[配送の優先適用を追加する] をクリックします。
- 優先適用が適用される地域を選択します。
- その地域の配送にかかる税率を入力します。
- [保存] をクリック
税の計算を管理する
商品に対する税の計算方法を決定するさまざまな設定を管理することができます。たとえば、価格に税金を含めるかどうか、デジタル商品にVATを課税するかどうか、送料に税を適用するかどうかを設定できます。これらの設定は [税金と関税] 設定ページで管理します。詳細については、「税の優先適用と免税」を参照してください。
手順:
- [設定] > [税金と関税] に移動します。
- [グローバル設定] セクションで、適用するオプションを選択します。
税の端数処理
以前は、注文の小計に基づいて税額を計算し、計算結果を端数処理することによって、請求書レベルで税金を端数処理していました。設定を更新してアメリカの税機能を利用すると、税額は項目レベルで端数処理されます。この場合、注文の各項目に税率を適用し、その結果を端数処理してから税額の合計が計算されます。その後、各小計を合算したものが注文の合計額となります。
項目レベルで税金を端数処理することにより、異なる税率を計算しやすくし、課税商品と非課税商品を含む注文の税額計算を簡易化できます。
請求書レベルの端数処理と項目レベルの端数処理の例
お客様が42種類のアイテムを含む注文を行い、各アイテムの価格は14.99ドルで、13%の税が適用されるとします。各商品の項目の税は、価格 (14.99ドル) に税率 (0.13) を掛けて1.9487ドルとなります。
以前は、各項目の税金が合算され、税金の合計が端数処理されていました。この例では、合算した合計額は81.8454ドルになり、その額が端数処理されて81.85ドルになりました。
今後は項目レベルで税額を端数処理をするため、税額は商品ごとに切り上げまたは切り捨てが行われることになります。項目の税額が1.9487ドルの場合は1.95ドルに切り上げられ、それらを加算して合計が計算されます。この場合、税額の合計は81.90ドルになります。